【校閲クイズ】だそうですが?
2023年2月25日
「大火によって街の半ばを消失した」。この文章のどこが誤っているか、わかりますか…? 答えが、消失した……焼失したという事ですが、いやいやこれは妥当な回答だろうか。これを考えたら眠れなくなりそうだ。
火事で焼失した……何が、街が。火事=焼失と類語を重ねて表現すると文章がくどくなってしまう。
さて疑問はこれからだ。半ばを消失したと書いてあれば現在も延焼中なのかとも考えてしまった。例えば「道半ば」を考えたら「延焼半ば?」
私としら……「半ば」に違和感を持つ。「半ば」は大凡が時間の経過や感情を表していると考える。
例えば、「一定の距離や期間などの中間あたりのことを意味しています。」と解説されてあるから、私としてはこの解釈を支持したい。物理的な半分こ? これを意味するのかなと。
消失した……はそのままで構わないが、半ばを「大部分を」「大半を」「半分を」と書いた方がいいと思う。半分も半ばも半という漢字があるのだが、どうも違う感じがしてならない。
皆さまはどうなのでしょうか、類語の重ねがけは避ける案件です。
添削を乞う。




