第二十六話☆ 夜叉金tv everyday
◇◇◇◇◇
「はい前略。今日の助っ人は精密機械のデストロイヤーこと安藤ロイドと、そんな化け物と同期の第三期生 夜叉金だ。二人は初絡みなんだっけか」
「ロイドです。昨日はポニョンさんに両手の調整をしてもらったロイドです。カイザーさんの言う通り夜叉金さんとは初めてです! カッコいい名前ですね!」
「うっ……は、はぃ。ありがとうございます。その、嬉しい、です。みんな、もう、あだ名しか呼んでくれなくて、えっと、嬉しいです」
「お前緊張し過ぎだろ」
「いや、そりゃ、当たり前だよ!! ロイドさんとだよ!?」
〜コメント〜
閣下の挨拶そろそろ全略しそう
こんば〜
ロイドちゃんいつも通り過ぎて草
お前……もしかして二号機?
オーバーホールしたんかな
3Dオメ!
両手おめでと……俺は何を言ってるんだ?
ポニョなのかポヨンなのかハッキリしろ!
↑どっちも違う定期
もやしゃ逆ギレじゃんw
裏ボスが目の前にいるようなもんだぞ。誰だってそうなる。俺だってそうなる
ロイドちゃん大丈夫だった?
「既にコメントでもあるが3Dおめでとうな。作られた背景の事を考えると諸手をあげて喜ぶって訳でもないんだろうが、どっちにせよめでたい事だ」
「おめでとうございます、でいいんでしょうか?」
「ふふふ……じゃん! こんな感じですよ。皆さん見えてますか? うにうに動くでしょう? 私は面白くて嬉しいですよ両手だけでも」
〜コメント〜
シュール……でもないのか?
プロゲーマーでよくある構図
うにうにってなんだよ。お前をうにうにしてやろうか?
本当に体あったんね。全身がマイクロチップかと思ってたわすまんな
めっちゃぬるぬるやん!
凄く素敵
動いてると……なんか……えっちぃ
何だろこの気持ち。ずっと友達だと思ってた幼馴染を異性として意識した瞬間に似てる。まあ幼馴染いた事ないんですけどね
極めてなにか生命に対する尊みを感じます
マジ恋しそう。どうしてくれんの?
くそっ!これまでお前をただの機械として見てたのに! この仕打ちは酷すぎるよ! 結婚しよう
「え、想像してた以上にコメントの皆様が急に褒めてきて困りますが」
「こっちも見てるぞ。何々、おー上手く出来てるじゃん。なぁやーしゃん」
「はい……頬ずりしたい」
「……お前、今ここにいる誰よりも気色悪い顔してるぞ多分。大丈夫か?」
「あはは、頬ずりはちょっと、今は物理的に画面越しなので無理ですがありがとうございます?」
〜コメント〜
まさかの限界化してる奴がお前とはな
もやしゃは中学男子よりも可愛い思春期してるからしゃーない
美しい手と顔をした女だ
あれ、もしかして閣下ともやしゃは同じ部屋?
「あー、そうそう。俺ん家に泊まり来てんだよ。夕飯もさっき一緒に食べたばっかだ」
「はい! ご馳走様でした!」
「え……二人だけずるいですよ! 私も前からカイザーさんの家に行きたいと思ってたのに」
「なにお前俺を燃やしたいの? 昔から下々には言ってるけど俺の家に女は一人も入れさせねぇ。特にそこら辺気ぃ付けてんの。昔痛い目にあったからなぁ」
「えー、本当に気になってるんですけどね。特に、カイザーさんには妹とか姉とかいないのかなー……って」
「お前なんで……おい、さっきからだんまり決め込んでないで何か言ってやれやーしゃん」
「うぇ、え、えっと、あ! ロイドさんは昔、幼少期の頃に親から虐待を受けてってネットで誰かが言ってたんですが、本当ですか?」
「おまっ……! ……ばかやろう。毒を以て毒を制すなよ。俺の無茶振りが原因とはいえ、それが本当だった時俺達はなんて言えばいいんだ?」
〜コメント〜
特大プレミ
軽く失言では
もやしゃ君さぁ……
もやしゃ虐待の意味知らなさそう
これはカウンターキラーLですわ
閣下の家の事とか一瞬でどうでもよくなった
「ふふ、そんな噂があるんですか? この前の私の不祥事がまさかそう繋がるとは。あの日はただ排管ラインが詰まったとかそんな程度だから大丈夫ですよ。人間風に呼ぶとつまり、レベルの高い「気管に入った!」ってやつですね。心配させて申し訳なかったです。でもなんともなかったので安心してください。そもそも虐待されたなんて記憶、私には一切ありませんから」
「おぅ、まあそうだとは思ってたけど安心したわ……お互いパーソナルライン踏み越えないよう気を付けないとな?」
「……そうですね。まだ」
「あぁー!! 僕ジャンプマスター嫌なのに! ちょ、頼みます五条先輩!」
〜コメント〜
もやしゃは雰囲気・オブ・クラッシャー
安藤ロイドに記憶喪失も追加しといて
もやしゃ君は清涼剤になり得る
嫌いだわぁ途中で譲渡してくる奴。いらねーんだよこっちも!
……ジャンプマスターは俺だ。修学旅行の班決めの時の俺なんだ
↑泣いていいぞ
二人組作れとか宣う先公は、学生時代に痛みを知らない陽の者かただの愉快犯だと思ってる
もやしゃ1キル頑張って!
「あ、一つ言っておくが、やーしゃん真面目に弱い。エリザベスよりちょい上くらい。俺とよくパーティーでランクマしてたから、ランクだけは上がってランク詐欺って呼ばれてる」
「二人共、敵2部隊います。このままだと一部隊とすぐにぶつかり合いそうです」
「こんな風に状況把握だけは出来る。ちなみにそれはお前のせいだからな?」
「僕の前に一人います。多分僕が相手に一発殴って負けます」
「な? こんな風に状況把握だけは出来る。だけは」
「闇雲に突っ込むよりは断然良いと思いますよ……お、MP7ゲットです。弾は無いですけど2パーティーならギリギリ足ります。私やれます!」
「よし、やるか」
「一発殴りました! 五条先輩! 殴れました!」
「お前が一発殴る間に俺たちは1キルしてんだよ」
〜コメント〜
完全に介護プレイ
エイム揺れ過ぎ。酔ってんの?
お前だけ常に震度8
はーざっこ。高感度やめたら?
殴って死ぬ。有言実行出来て偉い
一発殴れただけ成長している
銃があればワンチャンあったもんな。うんうん、よくやったよもやしゃは
頼り甲斐のあり過ぎる二人
ロイドの残弾計算全部ヘッショ前提で草
出来の悪い息子を見守る夫婦みたい
「ったく、今回はロイドもいるから1キルも危うくなってきたな。仕方ない、今度会った敵は死なない程度に殺してやるよ。最後ちゃんと決めろよ?」
「え……僕、弱過ぎ?」
「大丈夫ですよ。こういうゲームって経験が大事らしいですから。だんだん上手になりますよ」
「ここまで説得力の無いパターンも珍しいな。お前自分の事棚に上げてる?」
「私は訓練場で練習しましたので」
「それは大前提なんだよ!」
「えーと、ロイドさんは、実際にどうやってそんなに上手くエイム合わせられるんですか?」
「私の場合は、この指をこれだけ動かせば画面でこの分動く、と覚えているので、後はそれを銃の反動に合わせて動かしてますね。こんな風に」
「……今どこの敵を倒しました?」
「画面に黒い点が見えたので。これはあれです、よくよく地面のどこかを一点集中して見ると意外にもアリが何匹か動いていたとか、そんな風に見つけてます。もしくは一度見たマップなら覚えているので少しでも記憶と視界に違和感を感じたらそこを撃ちます」
「全く参考に出来ませんありがとうございます」
〜コメント〜
ちょw 指の動きヤバww
高感度遠距離SMGの指の動きって、こんな馬鹿みたいに親指動くのな。初めて知ったわ
閣下の言ってた、「ロイドちゃんは流れる動きではなく一発一発でエイム合わせてる」って言葉が頭ではなく目で理解出来た
腱鞘炎なりそう
一瞬でもお前を人間だと思った俺が馬鹿だった
ふつくしい
親指生きてますよ
「先輩、僕自信無くしそうです」
「そいつ見て何か自信無くしたならお前間違ってるわ。生きるの向いてない。本能的に早死にタイプ」
「あ、二部隊やりあってます。どちらから先に倒しましょうか? 別行動して同時に仕掛けます?」
「お前もお前で1キルと1パーティーの感覚間違ってるかんな? 普通は漁夫一択だから。間とって右のパーティーから順にやろう。ほら、突っ込むぞやーしゃん!」
「えぇ漁夫は!? まともなのは僕だけか!」
〜コメント〜
戦闘民族二人に一般人紛れ込んでる
俺のスカウターぶっ壊れたんですが?
↑そんな状況からでも入れる保険があるんです
一人で1パーティー壊滅? 出来らぁ!
え!? 一人で1パーティーを!?
結局両手見たところでアグレシッブなそのエイムを俺たちが理解出来る事は決して無い……
とりまロイドいつも通りで安心したわ。うちのもやしゃをよろしく頼む
今度は全身3D期待してるぞー




