表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
伝説の魔法使いが脳筋だった件  作者: 六分儀・猫茸(ろくぶんぎねこだけ)
一十也=ストーンゴーレム、キープさんになる。
7/43

キープさんの五感(改)

魔法使い<魔導師・魔道士<死霊使い、従魔使い、傀儡使い、精霊使い、四大魔法使い、etc

一般には魔法使いは上記のようなジョブ別に細分化した呼び名では無く

一纏めに<魔法使い>と呼ばれます。



@キープさんに統一します(笑) 

事情を知らない多くの人は、マリエが『キープさん』と呼ぶ場合は『キープ3』と呼んでいると思っている。という事で進めます。


◆キープさん&マリエ


 マリエの部屋に戻って早速買って来た装備を並べてみた。ちなみに部屋はすっごく狭い。(僕のせいなんだけど)

「このダガーは護身用だけど解体にも使えるね」刀身に溝が掘られた変わった形のダガーだ。

「こっちのスティックは魔力を貯める事が出来るみたいだ」40cm位で持ち手に落下防止の輪になった飾り紐と先端には涙型を組み合わせた洒落た装飾が有る。しげしげと装備品を検分してるとマリエが給仕服をやにわに脱ぎ出した。


「あわわゎわぁ」(ん?)って表情でコッチを見る。

「な・何してんだー?」目を覆うようにして顔を背けた。

「なにって・・・防具着けてみようかなァって思って」そう言うと下着姿になってしまった。


 顔は逸らしてても、そもそも目でモノを見たり、耳で聞いたり、口で喋ったりしてない。ついでに臭いも判るけど街に来た時点で遮断した。

 普通の五感の代わりに魂で感じてる・・・抽象的だけどそうとしか表現できなかった。魂が敏感なのかも知れない。なので、ハッキリ分かるんだマリエはほど良い肉付きでスレンダーで美(微)乳だ。


 な・なんだ・・・そういう事か・・・焦っちゃたよ。「どう?」って聞かれた。思ったよりぴっちりと身体のラインが出て目のやり場に困る。

 ソフトレザーの上下は過度では無いが女の子らしい装飾が施され、まるでオーダーメイドのようにピッタリ仕立てられていた。革のブーツもほど良く装飾が施されショートパンツから伸びた素足を覆う様に長い。そして脚の部分の革は折り曲げて短靴のようにもなる。最後にローブを羽織ったら魔女っ子の出来上がりだ。

      (うん、可愛いね)・・・そこは声に出して云うところだろ?


 翌日は冒険者ギルドへ。マリエはジョブに付いて居なかったので、もっぱら薬草摘みでソロが多かったそうだ。ジョブは専門職になると同義なので1年は冒険者としての活動が必要らしい。

「『従魔使い』でよろしいのですか?」「ハイ♪魔女っ子でお願いします」「従魔使いですね」五回位同じやり取りが有って、業を煮やした受付嬢が強引にカードにジョブを書き込んだ。

 

 毎度ラノべを読んでて凄いなと思うのがこのギルド登録システムだ。超絶テクノロジーのオンパレードで、結局その全ては魔法だから、異世界だからで片が付く。勿論、この異世界でも同じ事だった。オーブだったりプレートだったりカードだったり様々だけど、預金出来たり支払い出来たり身分証明書になったり至れり尽くせりだ。ちなみに昨日は現金を持っていたので払ったが、今後はカードで払えるぞ。


 「パーティ登録は二名からですのでマリエさんはダメですね」始祖のTRPGテーブルトーク時代のように5~6人でPTを組むのが普通だったが、ラノべだと多くても3名くらいそれぞれをトレースするのも大変だし、そう言う話で落ち着くんだろなぁ・・・のんびりやり取りを見ながらそんな事を考えてた。


 暫くするとマリエが戻って来た、早速、薬草摘み以外の仕事を探してみる。


『依頼内容/タイトル』(依頼人)【報酬】

依頼人欄のギルド委託と言うのは名前を伏せたい場合らしい。勿論、非合法な行為は受け付けない。


『常設:定期巡回ゴブリン掃討』(冒険者ギルド)【一銅貨/一匹】街道を巡回して低LVの魔物を狩る依頼でゴブリンに限らない。報酬もそれなりだ。だが、放置は出来ないのでレベルが高い冒険者たちも片手間にこなしているらしい。

『薬草採取護衛』(薬師サマン)【三銅貨X採取数】マリエが採集する薬草よりもう少し貴重なモノらしく護衛も兼ねての依頼らしい。

『彼氏の素行調査』(ギルド委託)【前金五銅貨/報告内容で後金銅貨三に上乗せ上限十二枚まで】結婚調査かな?

 目立ったのは三つくらい。定期巡回のは受けてなくても依頼報告時にゴブリン(に限らず)の討伐数がUPしてたら報酬に上乗せになるそうだ。暫く悩んだが、マリエの経験がある薬草採取の護衛を受ける事にした。


 受付嬢に依頼票を提出したら【薬師サマン】の住んでるところが書かれた地図を渡された。


お読み頂きありがとうございました。楽しんでいただけたら幸いです。


【装備品】

ダガー 

  刀身に溝の彫られたダガー(護身用)

ティアドロップスティック

  1日分の魔力を蓄える事が出来る。(魔法の発動体)

品の良い皮鎧

  上下お揃いで女の子に似つかわしいソフトレザー。

革のブーツ 

  脚の部分は丈夫なクロースで折ると短靴になる。

ローブ

  何の変哲もないローブ


ジャブをジョブに変更。以前のままだとストレートやアッパーも有るんかと・・・・(笑)



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ