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4話
誤解が何とか解けた?次の日、俺は今小隊部屋の中でため息をつきなから書類仕事をしていた。
なんとか誤解は解けたが俺が覗いたことには変わらないということで一部の隊員からはゴミを見る様な目で見られている。一応昨日謝りはしたが許してはくれなかった。
「七瀬君、乱神ちゃんがゴメンね?また、昨日の件を許してなくって、一応言い聞かせてるんだけど……」
「いや、俺が覗いたから俺が悪いから別に謝ることはないよ」
「多分乱神ちゃんはそれだけじゃないと思うんだ。七瀬君ならわかるでしょ?私達がどんな境遇でここに居るのかを」
そう言い燐火は顔を伏せた。燐火の言いたいことは何となくわかった。
別に燐火達は好きでこんな所に居る訳じゃない、無理矢理ここに連れて来られ、戦わされていると俺には分かる。何故なら彼女達はその身に力を宿してしまったからだ。
……魔獣と闘う力を……