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最終審判(ラスト・ジャッジメント)  作者: 咲羅
探偵への道標
6/8

6話 女性の正体

家に帰るとセナは俺を見た途端目を見開いて呆気にとられているような様子だった。


それもそのはずだろう。俺の隣に小さな少女がいるのだから。



「えっ!?なに!?…誘拐?」

「馬鹿言うな!そんなわけないだろ」

「あぁ~。なら野良猫の次は迷子がついてくるようにでもなったかぁ。納得、納得」

「それもない」



父さんが死んでからの話だが、なぜかひとりで出掛けていると、たまに猫がいつの間にか付いてきているときがあった。


セナはその事を言っているのだろう。


その猫は、家の裏山に放し飼いしている状態で、12、3匹程いたはずだ。



「じゃあなんでその子がついてきてるのですかぁ?」

「その事何だけど…」



俺はその少女が襲われていた時の状況を説明した。



「えっ!?グロアが!!」

「あぁ。何か機密情報を持って行かれたみたいなこと言ってたな」

「ならあの子、潜入してたってこと?」



俺は首を傾げていると、後ろから少し高めの声が聞こえてきた。



「あのさ。盛り上がってるところ申し訳ないんだけどさ…」

「あっ、はい!どうしました?」



俺は改まって答えると、なんとも軽い答えが返ってきた。



「シャワー浴びたいんだけど…」

「えーと…奥の扉から突き当たりを右に行ってもらえば」

「そう。ありがとう」



その女性が行こうとすると、



「なんでサクは敬語になってるの?」



セナがいきなり言ってきたので、思わず



「人は見た目じゃないってことだよ。あの人18歳だからさ」

「なるほど」

「そういえば、まだ自己紹介してなかったわね」



女性はそう言ってから丁寧に一礼してから笑顔で言った



「こんにちは。はじめまして瀬山さん」

「えっ!?なんで私の名前知ってるんですか?」



そう言ったセナの顔を見てから、左腕に付けていた腕時計のボタンを押した。


すると、体が青白い光に包まれたと思うとすぐに元に戻った。


その顔を見て、俺は驚いた。なぜなら、俺の知っている人だったからだ



「み、美咲先輩!?」


その人は、俺に潜入の極意を教えてくださった相馬美咲先輩だった

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

今回3ヶ月程連載が遅れてしまったことをお許しください。

いつも読んでくださっている方々に、多大なるご迷惑をおかけしたことを申し訳なく思っています。

さて、作品のほうですが、次から事件解決に向けてサクとセナが動き出します。果たしてこの事件を解決して探偵になれるのか!

これからも「ラスト・ジャッジメント」をよろしくお願いします。

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