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最終審判(ラスト・ジャッジメント)  作者: 咲羅
探偵への道標
2/8

2話 いつもの1日

目が覚めたら自分の寝室だった。あの日から5年という年月が経っていた。もう高校1年となり、父親がいない生活にも慣れ、ある程度の家事ならこなせるようになっていた。


「さてと、早く学校に行く準備しないと」


学校までは郊外の丘の上にある家から歩くと2時間かかってしまう。バスも丘を下って少し歩かなければ無いので、5時には家を出なければならない。


家もログハウスのような雰囲気でガスは通っているが、電気、水道は通っていない。太陽光と川の水でなんとかしているが、そんな簡単なものではない。


家を出てから丘を駆け下り、街の近くまでやってきた。そのとき、


「おーーーい。サクーーー。」


呼ばれる声がして、振り向くと幼なじみの瀬山千那だった。


「なんだよいきなり。そんな大声出して。そして、『サク』って呼ぶのやめろ」

「えーなんでよー良いじゃん。前からずっと一緒にいるんだし。あと見かけたから声かけただけだからね。」

「なんだそれだけか…」

「なにその期待してたみたいな言い方」

「お前が声かけてくる時なんてほとんど一緒に行こって時なだけだから」

「その通りだー」


昔からこんな感じて明るく、話すと楽しい女の子だ。おどけたり人を笑わせたりしてるが、しっかりしていることが多い。だからみんなに尊敬されている。俺もそのひとりだ。まぁ命を救ってくれた人だからというのが理由なのだが…


赤石に撃たれ気を失って、「死ぬのかな」と思っていたとき、一緒に来ていて隣の部屋に隠れていた瀬山が助けを求めてくれなければ死んでいたのは間違いない。父親は死んでしまったけど。


「あの日からもあ5年も経つんだね。」

「そうだな。」


バスを待ちながら話していた。


「あの時お父さんも助けられなくてごめんね…」

「瀬山は何も悪くない。悪いのは赤石だから。あいつは必ずこの手で殺す。そう決めたんだから。」

「…また怖い顔してる」

「え!?」

「なーんでーもなーいよー」

「なんだよそれ」

「それに私は『セナ』で良いから」

「また呼びにくいあだ名を」

「えーその方が呼びやすいはずだよ。だから『サク』で良いよね」

「やだね」

「えーなんでよ」


ずっとこんな会話を続けてるうちに学校に向かうバスが来た。俺と瀬山はそのバスにいつも通り話ながら乗り込んだ。


どうもはじめまして。咲羅です。

前回後書きを書き忘れたのでここで書かせていただきます。学生ですので、書ける日は限られますがなるべく早く新しい作品が更新できるように頑張っていこうと思います。

こんなにおかしな作品ですが読んでいただきありがとうございます。

意見、感想などはじゃんじゃん書いていただけると光栄です。

これからよろしくお願いします。

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