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東方怨恨塊  作者: 岩盤浴@バスの待ち時間が長い
第1章 怨恨塊復活
6/10

家族のため

なんか長いです。

紅魔館



咲「永琳!また負傷者よ!」


永「く、もう治療が追いつかないわ!」


咲「特に妹様は心臓をやられて…」


永「私と優曇華だけじゃ間に合わないわ…フランの命も危ない…」


妖「私も手伝います!」


永「ありがとう妖夢、でも医療系得意なの?」


妖「白玉楼では幽々子様の治療とかもやってたんで大丈夫です!」


優「助かります!」


咲「他のみんな、今紫が1人で戦ってるわ、みんな外へ!」


皆「了解!」



紅魔館の門



紫「く…力ずくで…スキマを…」


紫が閉じたスキマの入口を、4つの右手がこじ開けていた。

そして、スキマから脱出した四人の怨恨塊は、紫を囲んでいた。


紫「す、少しは時間を…稼げたわね…」


すると…


?「はあっ!!」


レイムの方向に、巨大なレーザーが飛んできた。

レイムは、宙に舞い、回避をした。


レ「お前は…風見…幽香…」

幽「どうした紫、あんたはその程度じゃないはずよ」

紫「幽香!ありがとう!」

幽「私だけじゃないわ」


幽香の後ろには、紅魔館にいた皆が集まっていた。


レ「貴様ら…」

妹「おい黒いレイム!よくも魔理沙たちをやってくれたな!」

パ「あなたは、ここで止める…レミィとフランと美鈴の敵を取る…」

幽「さあ、第二ラウンドよ!」

レ「いいだろう…貴様ら、そこまで死にたいようだな!」


レイムはオーラを黒くまとった。


村「!!」

早「す、すごい霊力です!」

紫「みんな、来るわよ!!」


レイムは高速で紫たちに迫った。


幽「!!」

レ「ほう、今のを止めたか…」


幽香は腹の近くにまで迫っていたレイムの左手をギリギリで押さえていた。


レ「ふっ!!」

幽「うっ!」


次にレイムは幽香の足に蹴りを入れた。

幽香はバランスを崩し、倒れた。


諏「スピードもパワーも桁が違…グフッ!…」


諏訪子の背中に怨恨フラン(これからはレイム以外は怨恨○○ってこれから書きます。)の弾幕が当たった。


早「諏訪子様!」

諏「い、痛ったぁ」


幽「く、やってくれたわね…」


幽香は傘に魔力を貯めた。


幽「喰らいな!はあっ!!」


傘から超極太レーザーが発射された。

レイムは、避けようともしなかった。


幽「はぁ…はぁ…どうだ…」


砂ぼこりが止んだ瞬間…


幽「!!」

レ「弱者の悪あがきなど、通用しない…」


「ドタッ」


レイムの右手が幽香の腹部を貫いていた。

幽香はその場で倒れた。


妹「な、なんてやつだ…」

聖「やつの突きが全く見えなかった…」


レイムは手を引き抜き、一同の方を見た。


レ「さて、次は誰かな…」

村「霊夢たちはこんな化物相手に戦ってたの…」


幽香の体内から、黒いユウカが出てきた。

レイムの後ろには、怨恨レミリア、怨恨フラン、怨恨美鈴、怨恨幽香が立っている。

すると、咲夜とパチュリーが前に出た。


咲「怖気ついている暇はないわ」

パ「私達は紅魔館の住人よ、主の敵を打つために戦うのは当たり前よ」


咲夜はナイフを、パチュリーは本を構えた。


咲&パ「負けるとわかっていても戦う!家族のために!!」


怨恨の化身四人が走り出した。


パ「行くわよ、咲夜!」

咲「はい!」


咲夜は大量のナイフを投げた。それを、怨恨レミリアと怨恨フランが武器で弾く。


咲「私の狙いは…あなたよ!!」


咲夜はレイムの後ろに時間を止めて移動した。


レ「な!?」


「ガキィン!!」


レイムのお祓い棒と咲夜のナイフが火花を散らしながら激しくぶつかっている。

咲夜は、時間を操り自分の腕を速く動かしレイムの動きについてきているが、力ではレイムの方が一回り上なので、少々押され気味である。


紫「みんな!咲夜たちに続くわよ!」


咲夜とパチュリーに続いて、紫たちが怨恨の化身に迫った。



パチュリーVS怨恨フラン(ここからはそれぞれの戦闘シーンに分けて書きます。)



パ「フラン…懐かしいわね…昔図書館で一緒に遊んだことも…」


パチュリーは足で石ころを蹴りながら怨恨フランを見ている。


パ「そういえば最近遊んであげられてないわね、あの子と…」


パチュリーはふと思った。


パ「あれは…発生させた人の…怨恨なのかもしれない…」


パ「あの霊夢は…怨恨塊だわ、この世の怨恨を合わせた化身…この世の…全ての…」


怨恨フランが弾幕を発射した。


パ「!」


パチュリーはシールドを張った。

シールドに弾幕が激突し、ビキビキとヒビを鳴らしている。


パ「怒りや憎しみの感情は強い。だからフランよりも戦闘力が…」


シールドが割れたとき、怨恨フランがパチュリーに突っ込んできた。


パ「考えてる暇はない…火符『アグニシャイン』!!」


パチュリーがやや細かい炎の弾幕を 放った。

怨恨フランの飛行が蛇行する。


パ「やつの動きを…読む!」


パチュリーの目の色が変わった。目つきが本気だ。


パ「日符『ロイヤルフレア』!」

怨フ「!?」


パチュリーの爆風が飛んでいる怨恨フランを捉え、激突した。

怨恨フランはややよろけたが、すぐに体勢を整えた。


パ「水金符『マーキュリポイズン』!」

怨フ「禁忌『レーヴァテイン』…」


パチュリーの大量の弾幕と、怨恨フランの斬撃がぶつかり、爆発を起こした。


パ「ゴホッ…ゴホッ…久しぶりに…無理したわね…」


パチュリーは前によろけた。

前には若干傷ついた怨恨フランがレーヴァテインを持って立っている。


パ「ゴホッ…ここ、までね…レミィ…フラン…美鈴…」


パチュリーは倒れた。


しかし、誰かがパチュリーを抱え、ゆっくりと地に置いた。


?「パチュリー、もう休んでろ…」


その誰かは、右足を引きずりながら、怨恨フランの前に立ちはだかった。


魔「お前は…私が倒す!!」



少し前、紅魔館の一室では…



優「師匠、アリスさんの呼吸が正常になりました。」

妖「永琳、霊夢の止血が完全に治り…って霊夢!?」

永「え!?」


妖夢の手を押しのけ、霊夢がベッドから出た。


永「無茶よ!あんたまさか戦いに!?」

魔「霊夢…行くのか…」


霊「……」


魔「当たり前…だよな…へっ…」


魔理沙も立ち上がった。


妖「ちょっと二人共!まだほとんど治ってないんですよ!」


霊「止めないで妖夢…」

魔「私たちは異変解決家だ…私たちが出ないでどうする…」

妖「でも!」

永「行かせなさい妖夢…」

妖「!?」

永「あなたたちも…守りたいのね、家族(みんな)を…」


霊夢と魔理沙は、出る前に頷いて、ドアを開けた…


妖「わ、私も!」




そして現在



レ「出てこい!苦痛塊!」


レイムが右手を前に出し、苦痛塊が出てきた。


咲「随分…余裕ね!!」


咲夜がナイフを投げる。レイムはそれを素手で掴む。

咲夜はすると後ろに回り込む。

咲夜がナイフを振りかぶった。


咲「はあっ!!」


咲夜のナイフはレイムの肩を切り刻んだ。しかしレイムは平然としている。


レ「聞かないぞ、そんなもの」

咲「はあぁぁ!」


レイムにナイフを振りかざす。咲夜は自分の腕を音速にしている。しかし、レイムはそれに片手で対抗している。

お祓い棒が長いのもあるが、レイムの怨恨の圧倒的なスピードに、咲夜でさえ劣勢に立たされている。


レ「そんなスピードでは私を倒すどころか、傷一つつけることもできないよ!」


レイムがお祓い棒を振る。咲夜はそれを防ぐのがやっとだ。しかも押され気味で、いつやられてもおかしくない状況だ。


咲「な、なんて…速さ…!!」


レイムに押されてる時、咲夜は足元の石に足をつっかえた。


咲「しまった!」

レ「もらったぁぁぁ!!!!」


レイムの右手が咲夜の腹部を……


咲夜が目を開くと…


霊「ぐっ…」

咲「霊夢!?」


レイムの腕を押さえた本物の霊夢が咲夜の前にいた。

足が揺らついており、まだ完治は程遠い。


レ「貴様…」

霊「あんた…ちょっと調子に乗りすぎたようね…」


すると、レイムの後ろで爆音がした。


魔「あんなコピーお前に比べたらちょろいぜ…」

レ「霧雨…魔理沙…お前まで…」


よろけながら魔理沙が立っていた。


紫「霊夢…魔理沙!」


魔理沙が霊夢に寄った。

そして、霊夢の隣に立った。


霊「咲夜、あんたは他の奴らを…」

魔「こいつは、私たちが倒す!」

咲「無茶よ!あなたたちまだ傷が!」

霊「私たちにやらせなさい…咲夜…」

咲「霊夢……」


咲夜は飛び、負傷者を運びに行った。


レ「ふん、今度こそは死にたいようだな…」

霊「死にたい?あんたが調子乗ってるから懲らしめるだけよ」

魔「お前、私と霊夢のコンビの強さは半端じゃないってこと知らないのか?」

レ「コンビを組んでもクズはクズ、また痛い目合わせてやるよ!」


レイムは2人に向かい走り出した。


霊「行くわよ!魔理沙!!」

魔「おう!!」



一同VS苦痛塊&怨恨の化身



苦「グヘヘヘ…」

一「うわ…気持ち悪…」

村「しかも大量発生だし…」


一輪と村紗の前には、数百匹の苦痛塊がいた。

怨恨の化身が増え、レイムの戦闘力が増したため、苦痛塊の戦闘力も上がっている。


村「ええい!やるしかないか!」

一「うん!」

二人「たあぁぁぁ!!!!」


二人は苦痛塊の数に負けない弾幕を放った。


苦「ギギャァァァ!」

村「ええい!鬱陶しい!」


苦しむ苦痛塊に村紗が膝蹴りを与える。


一「雲山!あんたも行って!」


雲山が苦痛塊の群れを一斉に叩く。苦痛塊の数はどんどん減っていく。


村「ふう…気持ち悪い…」

一「こいつらきりが無…!?」

村「どうしたの!?」


一輪の足元には、にやけながら足を掴む苦痛塊がいた。


村「うわっ!私もだ!!」


村紗の足元にも、苦痛塊がいた。


苦「グへ…」

村「この!離れろ!」


村紗が蹴っても変わらない。苦痛塊は掴み続ける。


一「まさか!!」

村「この後の展開って…」

一「作者の好きなもの考えたら…」


「チュドーン!!!!!!!!」


二人の周りに大爆発が起きた。

そして、二人は倒れ、意識を失った。


聖「一輪!村紗!はあっ!!」


身体強化をした聖は苦痛塊を次々と倒し、2人のところへ寄った。


聖「…死んではない…よかったわ…」


聖の目が鋭くなる。


苦「グエ…」


苦痛塊が若干後ずさりする。一匹の苦痛塊が下がろうとした時…


聖「はっ!!」

苦「グギャァ!」


聖が苦痛塊の後ろに回り込み、蹴りを入れた。


聖「くっ…量が多すぎる…私の身体強化が尽きるのが先の可能性が…」

妹「『正直者の死』!」


聖の前に妹紅が立った。


妹「量がおおいから弾幕で一掃するしかない!」

聖「妹紅さん!わかりました!」

二人「はあァァ!!」




燐「ううっ…疲れたよ…」

空「もう腕が持たないよ…」

さ「二人共、あと少しだから…」

空「わ、わかりました…」


空が赤い太陽のような弾幕を放つ。苦痛塊はそれに飲み込まれていく。燐も近距離で苦痛塊を引っ掻いたり殴ったりして戦っている。


?「古明地…さとりだな…」

さ「あなたは…」


さとりの前に、真っ黒な影が出てきた。


さ「怨恨の化身のようですね、レミリアさんの…」


さとりの前に、怨恨レミリアが立つ。


怨レ「お前のように使える能力と高い知能を持つやつは化身を作って置きたくてな」

さ「要するに私を狙っていると…」

怨レ「そういう…ことだ!」


怨恨レミリアがグングニルを投げた。さとりはジャンプをしてよける。


さ「やつの作戦を…」


さとりは能力を使用した。しかし…


さ「う…何これ…」


さとりの目から血が出た。


さ「やつの心が見えなかった!?いや、違う!」


さとりは第三の目を押さえて思った。


さ「やつの心なんてない…ただ世界を怨恨に落としたいだけ…」


怨恨レミリアがさとりに近づく。


怨レ「怨恨に世界を落とし、破壊する!これが…わたしたちの目的だ!!」


怨恨レミリアが左手をあげる。


怨レ「必殺『ハートブレイク』!」

さ「!!」


怨恨レミリアの槍がさとりに迫る。

さとりはそれをかろうじてよける。


さ「あれは…レミリアさんの…」

怨レ「そう!これは、レミリア・スカーレットのスペルカード!レミリアの怨恨から生まれた私は、レミリアの技を使える!」

さ「まずい…お燐!お空!逃げなさい!」


さとりが言った時には既に遅かった。二人の腹部には傷と魔法陣がある。


さ「よくも…」

怨レ「さあ、かかってこい!」

さ「私の…ペットをぉぉ!!」


さとりは怨恨レミリアに迫った。怨恨レミリアはスペルカードを宣言する。


怨レ「符の壱『バッドレディスクランブル』!」


怨恨レミリアが突撃してきた。

その時…


妖「人符『現世斬』!!」


妖夢が二人の間に入った。


さ「妖夢さん!」

妖「大丈夫ですか?」

さ「ええ!ありがとうございます!」


妖夢が手を差し伸べ、さとりが立ち上がる。


妖「あのレミリア…本人よりも全然強いみたいですね…」

さ「はい…ただでさえ強いレミリアさんをさらに上回る力…」

怨レ「何をぐずぐずしている!そっちから来ないならこっちから行くぞ!」


怨恨レミリアは弾幕を放つ。

さとりと妖夢は空に舞い、弾幕をよけながら怨恨レミリアに迫る。


妖「さとり!覚悟はいいですか!」

さ「もちろん!行きますよ!」

三人「はあぁぁぁぁ!!!」



いやー5千字は多かったかな。


魔「乙だぜ」


さて今回はまだ出てなかった(忘れてた)魔理沙さんです。


魔「それよりなんかドアがすごい音たててるけど大丈夫か?」


あ…あの二人か…


魔「あの二人?」


今回雑に扱い過ぎたあの二人だよ…次回は…

出せそうにないな…


魔「まあ次回の告知だ。次回は珍しくあの人が戦闘するぜ」


まあ誰とは言えないけどね。


魔「それじゃ、また次回な〜」


ありがとうございました〜





魔「じゃ、私帰るわ」


うん、ありがとね。あとこれ持ってって。


魔「お、栗饅頭か、ありがとな」


うん、じゃあね。


魔「またな」


最後に…気をつけてね…


魔「え!?」


「ガチャ」


ココアでも飲も…




魔「うわっ!なんたよ!」


一「魔理沙!作者どこ!」


魔「なんでお前達がここにいるんだよ!」


村「んなことどうでもいいでしょ!」


一「あんたまさか…やつをかばってるんじゃないの?」


魔「はぁ?何のことだよ?」


村「ええいそうならばあんたも敵よ!くらえ!転覆『撃沈アンカー』!」


魔「うわっ!やったな…!貴様ら…覚悟はいいな!」


作者の家


ドアとか壊されなきゃいいけど…


「ピチューン!」


ああ、魔理沙が片付けてくれたか。


魔「おい!なんだよあいつら!」


気をつけてねって言ったじゃん。


魔「お前狙ってたからなんか私勘違いされて攻撃されたんですけど!」


(・ω・ノノ"ドンマイ☆(・ω・ノノ"チャチャチャ☆(`・ω・ノノ"ウーロン茶☆


魔「お前も覚悟は…」


水羊羹も持ってく?


魔「持ってく持ってく。ありがとな」


ふう、よかった…


魔「今度こそ帰るわ」


じゃあね〜


「ガチャ」


あいつ…



さりげなく窓に石投げやがった!

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