活発少年4
「シロレンス隊長…まだ新人隊が闘ってます…早く…応援に…」
「ああ…!分かった…!」
「あ!隊長!」
「なんだ!?」
「気をつけて下さい…!今回も…ヤツらは狂暴です…」
「ハッハッ!お前がオレの心配なんか100年早いわ!分かっている…オレに任せとけ!」
「さすが…隊長だぜ…頑張って下さい…」
ロリエンスがここまでにされるとは…
今回は相当気合い入ってるみたいだな…
そう…ヤツらの名は…ブドウ菌愚連隊!!
「ひゃぁぁっほおおい!やれやれぇぇ!」
「ぐはぁぁ!!」
「ぎゃはははは!弱い弱い!楽勝だぜ!」
「クソッ…こいつら強すぎる…新人のオレたちじゃ…しかも数が違いすぎる…」
「弱い奴ばっかで侵入のしがいがねぇなぁ!!」
「うおらぁぁぁぁあ!!」
「ぶへぁーーッ!!」
「シ、シロレンス隊長!!」
「待たせたな!大丈夫か?」
「は、はい!!」
「あとはオレ達に任せときな、あと少しすればオレの部隊が駆けつける!!」
「シ、シロレンスが来やがったぞ…クソッ…皆…一斉にかかれーーーーッ!!」
ウォォォ…!!
多勢に無勢だな…だが…やるしかない!!
「うおらぁぁぁぁあ!!」
「うぎゃぁぁ!」
シロレンスの猛攻は、新人部隊の目を奪うほどだった…
「シロレンス隊長…スゴすぎる…ッ!」
ブドウ菌愚連隊は次々にやられていく…
そもそもブドウ菌愚連隊は最初はこんな奴らではない
いつもは大人しく外で外敵と戦う優秀な部隊なのだ
だが、
人間が怪我をし傷をつけると、
奴らは人が変わったかのように…
いや…
奴らは本来の目的を思い出したかのように、
内部へ侵入しようとしやがる…
オレ達はそれを阻止しなければならない…
狂暴化した奴らの侵入を阻止出来なければ主が…!!
そして…オレの家族までもが…
だからオレ達は闘わなければならない…!!
「うおらぁぁぁぁあ!!!!」
「ぐへぁあああ!!」
オレは向かい来るブドウ菌愚連隊を次々と倒していった…しかし!奴が…!
「はっはっはっ…シロレンスよ…久しぶりだな…」
「ブドウ菌愚連隊左膝部隊長…ダマリアン…ッ!!」
「はっはっはっ…シロレンスよ…今日こそは決着を…ぶへぁッ…!!」
「あ…ダマリアン隊長…すんません」
「お、おい、気をつけろ、デカブドウ!」
「いやいや、ホントすんません…よっこらせ、と」
「ぶへぇぁッ!!」
「あ、、、」
「こ…この馬鹿者が!!あっちでやれ!オレのそばに来るな!」
「いやいや、すんません、体が急にデカくなったから、扱いづらく…よっこらせ、と。」
「どぅおわッ…ッたく、危ない奴だな…」
「ダマリアン…今日こそは…倒す!!」
「かかってこい!シロレンスよ!!」