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眠りに誘われて

 吸血鬼学園と呼ばる学校がある、この学校は名前の通り吸血鬼が通う学校である。吸血鬼といえども二種類に分けられ<レッドローズ>と言われる純潔の吸血鬼のクラス、<ブルーローズ>と言われる混血種の吸血鬼のクラスと。吸血鬼だからと言って特別なことは無い、普通の学校と同じ。ただこの学校の敷地の広さは普通とは違う、学校は4階建て、体育館が2つ、温室、寮が4つとかなり広い。

 ここに通う者に共通していることは、皆美男美女であるということ。街を歩けば必ず振り向かれたりするぐらいの美貌の持ち主。

 この学校には五大美形と言われる男子5人がいる。

リーダー戮。身長178センチ、体重56キロ、髪は黒く・瞳は赤色

    宇佐美。身長165センチ、体重46キロ、髪は金色・瞳は青色

    潤羽。身長170センチ、体重55キロ、髪は茶色・瞳は紫色

    朱希。身長169センチ、体重49キロ、髪は赤く・瞳も赤い

    紅蓮。身長178センチ、体重60キロ、髪は黒く・瞳は金色

という情報が学校中に広がっている。一体誰がって、それはファンクラブの子達が広めているらしい。

 この物語の中心人物である紅蓮は保健室で寝ていた。

 紅蓮は夢を見た。薔薇がたくさん咲いた庭で黒い髪をした女の子とお茶をしている夢を、女の子は微笑んでいる。その笑顔に惹かれる自分がいた。そこで目が覚めた。何度目だろうこの夢を見るのは

 紅蓮はベッドの上で思い返していた、あの女の子はいったい誰なのか?自分は何故実際会ったことも無い女の子に惹かれているのか?悩んでも埒があかない。そう思い保健室を出た。

外はもう日が傾いている。紅蓮は自分の荷物を持ち自宅へ向かった。自宅までは片道歩いて15分、その途中に古びた骨董品屋がある。

 紅蓮はこの店に入った。中には様々な物があり、見回しながら奥へ進むと人形があった。近づいて気づいた、この人形の大きさに。そして、度々出てくる女の子にそっくりなことにも

『その子が気になるのかい?』そう言いながらお爺さんが出てきた。紅蓮は人形の髪を撫でながらお爺さんをちらっと見た。

『この子はいくらぐらいなんですか?』紅蓮はお爺さんに聞いた、『物好きだね、お兄さん。その子には値段は付いていないよ』値段がついていない?売り物だからここにいるのでは。そう思っていると

『お兄さんの所に配達するよ』そう言い配達会社の受付用紙を出した。紅蓮は書き込んだ

お爺さんは『送料は着払いだよ』と。控えを受け取り、店を出た。

 もう星空が輝いていた、長い間そこに居たことを知った。

 自宅は高級マンションだ、そこに一人暮らしをしている。両親は外国に赴任している。

紅蓮は全てを終わらせてベッドに寝転がった、頭の中はあの人形でいっぱいだった

 が睡魔に負け、そのまま寝てしまった


 夢の中で彼女は『ありがとう、シンドリィ様』と言った。

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