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プロローグ

前方の壁へと走り敵から身を隠す。

少し顔を出して敵の位置を確認する。

照準を合わせ撃つ。

そう、ここは戦場だ。一発の弾が勝敗を決する。

また顔を出し敵がいないことを確認して、目の前の部屋に入ろうとしたが、おそらく待ち伏せをしていたであろう敵から撃たれた。


「ヒット!」


敵の銃から撃たれた弾は俺の胸に当たり床に落ちた。

そうこれはサバゲーだ。

なに?戦場ではないじゃないかって?

君たちにとってはそうかもしれないが俺にとってはこの休日をどれだけ有意義に過ごせたか決める大事な時間なのだ。

あとから思い出したときに敗北だらけでは月曜日にやる気が出ないだろう?


おっと次の戦場が俺を待っているようだ行かなければならない。


「ふぅ」


結局今日は敗北だらけだった。


「なんかいつもより疲れたな」


あたりまえだ。いつもは遠距離から敵を狙うが今日は気分転換に近距離戦中心に立ち回ったからな。待ち伏せと自分から敵地に行くのは走る距離が違うのだ。


「今日は早く寝よう」


車に乗り呟き帰路につく。

明日は月曜日だ。そう始まってしまうのだ。

別に会社がブラックということでもないが、やはり仕事をするのは疲れるのだ。

というより人が多くいる場所が嫌いだ。

こうして休日に友人と遊んだりせず一人でサバゲーしているのも人と話すのが好きではないからだ。別に友達がいないとか、コミュ力が低いとか、そういうことではない。


「・・・・・・」


なんだか悲しくなってきたな。親友の一人や二人くらい学生時代に作っておけばよかった。まぁしょうがない諦めるしかないか...

一人で生きていくのが俺の人生だったのさ、

一人で好きなように生きて、生きて、生きて

そして一人で死ぬのだ。


「おっと」


考え事してたら赤信号だった危ない危ない好きなように生きるとは言ったが犯罪はしたくないな。


「なんだ?」


パトカーのサイレンだ。ついでによく聞きそうで聞かない「そこの○○とまりなさーい」がかすかに聞こえる。

ふと後ろを見ると一つ前の交差点から車が猛スピードで向かってくる。


「まずい!」


俺はひとまず避けようとしたが避けられるはずなかった。後ろからの強い衝撃が背中に伝わる。次に確認できたことは目の前にせまる電柱だった。

そうか俺は今日、死ぬのか。だんだんと視界が暗くなっていく。

まあでもこの先のつまらなさそうな人生を考えると今がちょうど良いのかもしれないな。

ああ、でもまだクリアできていないゲームソフトがあるのだ。

せめてそれはクリアしときたかったな。

この前ネットで買ったサバゲー用品はいつ届くんだっけ?

こう考えるとまだできてないこともたくさんあるな...

最後だというのにやけに自分は冷静だった。



目が覚める。死んでなかったのか。なんだか複雑な気分だな。

とりあえず辺りを見渡そうとする。

体が動かない。というか身体が小さくなっている。赤ん坊?転生?

どうやら転生してしまったようだ。

はじめまして、金子です。

まずは読んでくださりありがとうございます。

この作品は深夜テンションで書き始めたので、読みづらかったと思いますが許してください。

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