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自分なりの勇者

こんにちは、こんばんは。牙霧蛇です。これでガムジャ読みます。今回は、勇者になりたかった転生者のおはなしです。どうぞ楽しんでください。

「はっはっは。これで最後だな。勇者よ。」

俺の前に立ち塞がる魔王その右手には、黒く渦巻く球が乗っていた。足の骨が折れ、腕もまともに使えない、今の俺は撃たれたら、おしまいだ。でも大丈夫。ここまで来れたんだ。大変な時こそ、チートスキルが手に入る。転生してから、ここに来るまで、ずっと、ずっとそうだった。白城の家を出てすぐ、気を失って、気がついたらこの世界にいた1匹の、子猫と一緒に。これも何かの縁かと思い、猫と旅を続けてきた。一度だって、助からなかった事はない。

「なあ。大した自信だなあ。知らないのか?お前の手下たちが、そうやって自分の力を奢ったから、俺のスキルで負けてきたことを。」

「ああ、だがどうだ。そのスキルとやらはまだ手に入っていないようだな。」

「ああ、だが大丈夫だ。」

「はっ、貴様を待つ気はない!さあ、手下、そして恋のの恨み、ここで晴らす!」

戸惑う俺は、そのまま、魔王が放った黒く渦巻いた球に吸い込まれた。

最後は、自分の力で助けられて、良かった。そう思いながら。

チリになった勇者の胸からは、子猫が出てきていた。その猫は、悲しそうにキューと鳴いた。

お楽しみいただけたでしょうか!じかいも、お楽しみいただけると、嬉しいです!!!!

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