少女漫画ののような恋をした。
こんにちは、こんばんは。牙霧蛇です。これでガムジャと読みます!小学五年の元気な子です。小さいけれど頑張って週一ぐらいで投稿するのでぜひ見て下さい!
「じゃあな。」
「また明日!」
そんな言葉が飛び交う校門を、影のようにするりと通り、ある人を追いかける。それが私、相野美優。今日こそ、実行するのだ。ストーカーと言われようが、相手から嫌われようが、私は彼の後をつける。私の好きな人、貝塚健斗のことを。そして、ノートかなにか落としましたよ、みたいな理由をつけて、彼のお家に入るんだ!清潔で、優しくて、勉強もできる。そんな彼は、きっとお城みたいな家に住んでるんだろうな。ああ、どんな家なのだろう。
あ、彼が扉を開けた。後ろ姿、やっぱりかっこいい!でも、
「ええ?!」
彼の家は、、なんと、ボロッボロだったのだ。こんな家、彼には合わない。でも、でも、、、少女漫画みたい!きっと、ここから貝塚くんと私の恋愛が始まるんだ!そんな風にワクワクして、いると、
「じゃあな。」
「うん!ケン、ありがとぉ❤️」
と言い、貝塚くんが出て行った。慌てて表札を見ると、そこには白城と書かれていた。それは、貝塚くんと話していた、私の同級生の名前だった。
「あのっ待って下さい。」
私は、白城さんの腕を握った。
「あの、貝塚くんとは、」
「ん〜?ああ、」
彼女は、戸惑いながら答えた。
「恋人❤️」
一番恐れていた言葉が、彼女の口から飛び出した。ああ、私は、少女漫画の主人公のよう、にはなれなかったんだ。
次回も見てくれると嬉しいです!次回は、3月四日までに投稿します!