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15話

「ふぅ……。やっぱり我が家は落ち着くな」

  現在、俺井上勝は久しぶりに帰ってきた実家で風呂に入っていた。

  ただし入れ替わりは継続中なので、湯船の中を覗こうとすると豊満な2つの島がこんにちはして目のやり場に困ってしまう。

  あの後、桜には俺と市原が入れ替わっていることを話した。

  最初は困惑していたが、桜は俺(まだ市原だが)にいくつか質問を投げかけられた。

  桜と落葉の誕生日、あの日誓った約束などなど、色々聞かれた。

  全て不正解なく答えた俺のことを桜は信じてくれた。

 一方市原は、1度家に帰ることも考えたが、何故か俺の家にしばらく厄介になることになった。

  市原の両親が反対するんじゃないかと思ったが、案外あっさり承諾。

  曰く、入れ替わりは初めてではなく、以前入れ替わった相手があまりに衝撃的だったらしく、入れ替わり中は娘として見れない。との事らしい。

  そんなこんなで、俺は無事家に帰宅、市原はしばらく俺の家で居候することになった。

  現在問題がある。

  それは年頃の男子高校生が、女の子の体で何も意識しないわけが無い。タオルを体に巻いてどうにか大事なところは見えないようにしているが、どうしても気になってしまう。

  市原からは「私の身体で変なことしたら許さないから」と、ナイフのような鋭い視線で釘を刺されているため、迂闊に手を出せない。

 かと言って身体を洗わない訳にもいかないし……。

  うーんと唸っていると風呂場の扉がガラガラガラ!と勢いよく開けられた。

  悩みの原因その二の登場である。

「勝ー!体洗ってあげる!」

  登場したのは俺の幼なじみの戸山桜。

  しかも素っ裸。

  湯気で大事なところはボヤけているが、心臓に悪い。

  俺の体が女の子になったことを良いように、前に比べ、スキンシップが増え、風呂にも平気で入ってくるようになった。

「待て待て待て!何度も言ってるだろ!?俺は男!女子が不用意に身体を見せるな!」

「今の勝は女の子でしょ?女の子同士お風呂に入るのは変じゃないでしょ?」

「変だから!今は市原の体になってるだけ!心は高校生男子!お前だって変なことされたくないだろ!?」

「私は勝になら何されてもいいよ?」

  顔を朱色に染め、両手を広げウェルカムと行動で語っていた。

「ダメだからああああああああぁぁぁ!」

  これから俺の生活はどうなるんだ……。

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