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第3話 青年の決意

構成は思い付いても、文字に書き直すのって難しいですね。


では、続きをどうぞ(*^^*)


あともう少し日常が続きそうです。

4時間目の体育が終わった後、周りの人に心配され、放課後まで沢山の人から声をかけられた。

もちろんその中には、持久走の記録について聞いてくる人もいたが、青年は「ただ調子が良かっただけだよ」と答えた。



放課後になると青年は屋上へ向かった。


とにかく一人になって、考え事をしたかったので、青年は一人になれる場所に行きたかった。


階段を上り、屋上の扉を開ける。


夕方なので、心地よい風が流れ込んできた。


青年は、屋上の柵に肘を付け、空を見上げた。



向こうには何とかすれば戻れるはずだ………、しかしこのまま戻っていいのだろうか?



華琳は蜀と呉を統一し、大陸の王になったはずだから、平和な世になっているはずだけど……



戦乱の時、自分はろくに戦えもせず、ただ助言するだけの役立たずだった……



戻ったら、今のままだと絶対に自分が足を引っ張ってしまう……



なら、今から知識と力を付けて皆を支えれるように努力するべきだ!!



“”華琳たちの力になるために、強くなろう!“”


青年はそう決意すると、急いで屋上を出た。


階段を急いで下り、学校を出た。



そして、ある場所へと向けて走り出した。



目的の場所の目の前に着くと、青年は一旦止まった


学校から一度も休憩せずに走ってきたので、ぜぇぜぇと息を切らせていた


暫く休んだ後、青年は家の門をくぐった。


進み続けると、道場が見えてきた。


道場の扉を開けると、目的の人物が座っていた。


その人物は青年の顔を見ると笑った。


『おー、久しぶりじゃな一刀。お前が平日に来るなんて珍しいの~。』



青年が会いに来た目的の人物の名は、<北郷一心>。

青年の祖父で、剣道の達人である。

数百年の歴史を持つ剣術、北郷流の第35代目の師範代。

その実力は年を取っても衰えず、未だ健在とのこと。



「久しぶり、じいちゃん。今日は折り入って話があって来たんだ。」


青年の何か決意を固めた瞳を見た祖父は、気持ちを切り替えて尋ねた。


『お前はなぜ、儂に教えを乞おうと思ったのじゃ?生半可な覚悟では教える気にはならんぞ。』


その問いに対して、青年はこう答えた。


「お、俺には…、力が足りないんだ。支えてあげたい人たちを助ける力がないんだ……。」


「だから、お願いします!自分に稽古をつけて下さい!」


青年は祖父に土下座して、頼み込んだ。


『支えてあげたい人たちは、お前がそこまで肩入れするほどの人なのか?』


「あぁ、とても大切で大事な人たちだ。自分の命が尽きる、その瞬間まで支えたいと思っている。」


そう答えると、暫くの間、道場には静寂な時間が過ぎていった。


その間、青年は土下座し続けていた。


すると、祖父はカッカッカと大笑いし始めた


不思議に思って顔を上げると


『そうかそうか~、お前がそこまで言うなら仕方がないの~。よし、分かった!明日から稽古をつけてやる。』



「あ、…ありがとう、じいちゃん。これからよろしくお願いいたします。」


青年は感謝の意を込めて、祖父にまた頭を下げた。


『小さい頃は稽古をつけようとしても逃げ出し、つい最近までヒヨッ子のようなやつだったのに、随分様変わりしたの~。』


「あぁ、覚悟が決まったからかな……」


『カッカッカ、よう言うわ。なら明日からびしびし鍛えさせるからな!」


「はい、よろしくお願いします!じいちゃん。」


こうして、祖父との鍛練の日課が始まった……



誤字・脱字・訂正箇所を感想などで報告していただけると、助かります。


まだまだ拙いところもありますが、読んでいただけると幸いです。


では、また次話で(。・ω・。)ゞ

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