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詩という名の吐露

きっと見つめてる

作者: 三千

ようやく見つけた


三日月よ


見失っていた

その中で

探し出す

雲の切れ目

高いマンションの右上

鋭利なその姿

光るのは

ここにいるよと囁く声


けれどそのまま

またどこかに隠れてしまうのか

旅人のような

夜空の月


きみもひとりぼっちなのかと

思わず呟く

自分が立っている

その地の存在を忘れ


笑う


ひとりではないと

気がついて

誰しもが

ひとりではないと


この三日月を

見つめている人が

この世界に存在するという

その心強さといったらない


きっと見つめてると






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― 新着の感想 ―
[良い点] この間の三日月見てましたよー! 私はなぜか下弦の25夜とか有明の月が好きです。 眠れなくて淋しく朝まで。 もれいずる月の影のさやけさを思わせる、流れる言葉が気持ち良いです。 ありがとうご…
[良い点] 一緒に月を見られて良かったです。 すごく励まされました。 マンションの右上という言葉、私が見たアパートの屋上の右上と一致して、一緒に見ているという感覚をいっそう実感できました。
[一言] 雲の切れ間から太陽の光が地上に降り注ぐ事を「天使の梯子」と言うそうですが、雲の切れ間から覗く月にも何か名前があってもいいかもしれませんね。 仲間といても孤独に勝てない時もあれば、一人ぼっち…
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