表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
母をたずねて三千年  作者: 三毛猫
番外編2
27/29

裏設定とか

 特に第三話とか非常に読む人を置いてきぼりにしてるところが多い感じで、なんというか要するにきちんと本文中で説明しろよという話なのですけれど、いろいろ言葉足らずというか説明なっしんぐというかぽろぽろと語りきれていない部分が多々出てまいりましたので、まぁつらつらと裏設定などを書き並べてみようと思います。

 もっとも、割とどうでもいい設定なので別に読まなくたってまったく問題なかったりするのですが。


 前回の番外編「世界設定とか」と異なり、本編に関してのネタバレを多々含みますのでご注意下さい。ただしこの先の展開(第四話)に関するネタバレはたぶんないはずです。ただしそれ以降のお話に関しては今の所書く予定がないのでネタだけ提示する場合があります。

 また前回の番外編「世界設定とか」を読んでいる事を前提としていますので、前のをスルーされた方は今回もスルーしてくださいませ。


 以上の注意書きをご覧になった上で、お暇な方だけお付き合い下さいませ。

三毛猫「こんにちわ。もしかしたらこんばんわ。このお話を書いてる人です~」

 ロナ「こんにちは。あるいはこんばんは、このお話の主人公の人よ」

三毛猫「懲りずに、今回もこんな感じでだらだら参ります」

 ロナ「ほんっとだらだらだよね~」

三毛猫「前回は気がついたら一話の半分くらい、15000文字いってたもんねぇ」

 ロナ「今回も長くなりそうな予感っ!」

三毛猫「ですねぇ。で、改めて注意書きなのですが、この裏設定編は前回の世界設定編であんまり書いてない、大陸とか国家とかそこに住んでいる人たちとか種族などの”■世界設定編の補足”と、第三話までに登場した”■主要キャラの人物紹介”、第一話~第三話までの”■本編に関する補足”、の大きく三つに分けて語っていこうと思っています。このうち後ろの二つがかなりネタバレになりそうですので、ご注意くださいませ」

 ロナ「一応、この先の本編に関するネタバレはしないはずなんだよね?」

三毛猫「ですねー。ただし現時点で書く予定のないネタに関しては、二番目の登場人物紹介などで思いっきり書いちゃうので、ヤバげなのが書かれていたら本編で書く気がないんだなーと思ってください」

 ロナ「……じゃそういう感じで」

三毛猫「裏設定だらだら語り、はじめます~」







■世界設定編の補足


三毛猫「はい、ではまず世界設定編の補足からいっちゃいますよ~」

 ロナ「ここはさらに細分化するんだっけ?」

三毛猫「ええ。大きくは単純な書き忘れ、地理風土を含む国家、そこに住む人々と種族の生態などについて語ろうと思います」

 ロナ「ん? 前回の書き忘れって、何?」

三毛猫「あー、ほら、魔族とか魔王とかいないってしっかり書いちゃったのに、なんでか勇者は普通に出てきてたでしょ? 何を持って勇者と呼ばれるのかとか、そのへんの位置づけの説明忘れてたの……」

 ロナ「一般的な認識だと、先祖代々勇者の血筋だとか、要するにアーティファクトを持っていてその力を使用できる人のことを勇者って呼ぶんじゃなかったっけ?」

三毛猫「色々書いてる途中で設定が変わったり膨らんだりして微妙に位置づけ変わってたりしますけれど、広義の勇者はだいたいその通りです。先祖代々伝わってたりとか、国などに認められて授けられたりだとか、あるいはたまたま手に入れちゃった人も含めて、一般にはアーティファクト持ちの人のことを勇者と呼びます」

 ロナ「あー……自分で言っててなんだけど、そうなると一般的な意味ではティムって勇者なんだ?」

三毛猫「そうなりますね。本編中でもちょこちょこそれっぽいこと書きましたけれど、実際あの人先祖代々勇者の一族ですし、勇者ティムと呼んでもまちがいじゃあないのです」

 ロナ「うへぇ……。あいつを勇者さまとかよびたくないよぅ」

三毛猫「まぁ、狭い意味ではアーティファクト持ちの中で、さらに国家に認められた人が公認勇者と呼ばれるもので実際の勇者のイメージに近いですね。ティムはいうならば野良勇者というところでしょうか」

 ロナ「野良(笑)!」

三毛猫「野良ですっ!」

ティム「ひどい言われ様だな……」

三毛猫「おおう、セナが割り込んでくるかと思ってたら本人来ちゃった?」

ティム「俺はただの賞金稼ぎだからな、野良でも勇者なんて呼ぶな。背中がかゆくなる」

 ロナ「はいはい。野良勇者様(笑)」

ティム「……(怒)」

三毛猫「あー、その辺で止めといてねー、収拾つかなくなるから。ティムに関しては人物紹介で詳しくやるから勇者自体についてもうちょっと語っちゃいますよ~」

 ロナ「アーティファクト持ち、ってこと以外になにかあるの?」

三毛猫「前回の世界設定編で、この世界はうちゅーじんのセラとソラが作ったゲームのような世界であり、ゲーム的にシステムで用意された武具がアーティファクトであるということは軽く触れましたよね。つまり、アーティファクトというのはもともとプレイヤー側、つまりセラやソラが使用するための武具なわけです」

ティム「……ん? ちょっとまて、それってつまり」

 ロナ「あー。もしかしてアーティファクトを使用可能な条件、つまり勇者の資格ってセラとソラの子孫だったりする?」

三毛猫「そーいうことです」

ティム「俺、創世神の血を引いてるってことかっ?」

 ロナ「やーい、うちゅーじん♪」

ティム「うが~っ!」

三毛猫「だから子供みたいなマネはやめなさいって。まぁプレイヤーって実際にはセラとソラだけじゃなくてお二人の身の回りの世話をしていたお付の人とかも何人かいたので、必ずしもセラとソラの子孫というわけでもないんですが。いずれにせよ、この世界には潜在的に勇者になりうる人間というのは割かし存在するのです。第三話の宿屋の娘さん、フィアナさんとかもその一人ですね。もっともアーティファクト持ってないと、ただの人でしかないわけですが」

 ロナ「ん? じゃ、セナはなんであたしのことを勇者だなんて勘違いしたんだろ? あたしアーティファクトなんてもってないけど」

三毛猫「あー、先ほど説明した一般的な意味の他に、神様から直接指名されて勇者と称されるパターンもあるのですね。いわゆる普通のファンタジーもので言う勇者の定義に近いです」

 ロナ「ふーん?」

三毛猫「ちなみに妹の病気を治すため、神様に勇者の力を授かって薬草を取りに行くというクエストを達成したお兄ちゃん勇者なんてのもいたり」

 ロナ「なんかほのぼの勇者っ!」

三毛猫「こういう神様に直接任命されるタイプの勇者の場合、アーティファクトの有無は関係ないです。神様にユニーク武器授けられることも多いですけど、大抵の場合勇者個人にしか使えない一代限りのものがほとんどです。先に例としてあげたお兄ちゃん勇者みたく、目的としたクエストを果たすと力を失うことも多いですね」

 ロナ「へー。それじゃ元勇者とかも結構いたりするの?」

三毛猫「世界設定編でちょっと語ったように、あなた達のいる黄昏のカケラには神様がほとんどいないので、あんまりそういう天然勇者はいないです」

ティム「天然だとか野良だとか、勇者っていったい……」

三毛猫「ちなみにセナは”アーティファクトを使える人間”という意味の勇者ではなくて、こっちの天然勇者のマニアなのです。ロナのことはかつて何らかのクエストを達成した元勇者様、あるいは天に味方されている、つまり現在進行形でクエストを実行中の勇者なのでは、と考えているのですね。なのでロナにはハァハァするくせに、只のアーティファクト持ちであるティムには”勇者様ハァハァ”しないわけです」

ティム「……いや、初めてあいつと仕事で組んだときはひどかったぞ?」

 ロナ「勇者ティム様~(はぁと)って感じ?」

ティム「おう……。まぁぶっちゃけ俺の戦い方は勇者っぽくないし、やってることがただの賞金稼ぎだからな。あいつもすぐに俺から興味なくしたみたいだったが」

三毛猫「まぁ、アーティファクトってそれぞれ世界にひとつしかないとはいえ、絶対に失われることがない上に全体としてはそれなりに数がありますからね。ティムみたいな勇者モドキもたまには見かける、程度にはいるわけです」

ティム「今現在で存在が確認されているアーティファクトは三百と少しだったか?」

三毛猫「砕け散った三つの世界、全て合わせてちょうど千個あるらしいですよ? ちなみにこの数え方は部位ごとなので、××シリーズといった分類で分けるとだいたい百シリーズくらい。小手単体や武器単体など、シリーズ武具でないものも何十個かあります。物語の舞台である黄昏のカケラにはシリーズ武具で三十ちょっと存在します」

 ロナ「じゃあ、うちの世界には三十人も勇者いるんだ?」

三毛猫「いや作中だと公認勇者は三人かな。あとは人知れず隠されているものとか、知られているけど装備適正の有る人がいないとかで誰にも装備されてないものとかもあって、ティムみたいに一部位だけ持ってるような野良勇者の類は何十人かいます。正確な数は不明です」

 ロナ「あいかわらず適当だー」

三毛猫「適当上等!」




ティム「今の公認勇者は……。ヘストア王国の第一王女と、南方蛮大陸グリアロンダの剣王と、アーク王国のなんとか、だっけか?」

三毛猫「おおう、進行までちゃんと考えてくれてるのだねー。その流れで地理風土と国家のお話に移ります」

 ロナ「ヘストア王国とアーク王国は、あたしたちがいまいるエルトリアム大陸の国だよね。確か大陸の五割くらいがヘストア王国領で、二割がアーク王国で、残りの三割が未開地だっけ? アーク王国はヘストアから分裂して出来た国であんまりヘストアと仲が良くないんだったかな。南方蛮大陸グリアロンダはエルトチアム大陸の南にある大陸。もともとは国らしい国はなくって、少数部族とか少数民族の単位で年中戦争やってる感じだったのを剣王さんがまとめ上げて、今国づくりの最中?」

三毛猫「そんな感じです。あと地理的にはエルトリアム大陸の北の方にノーザリアという島国があって、西の方には妖精大陸フェアリーランドというのがあります。ノーザリアは前回説明したので端折りますが、フェアリーランドは主に精霊とか妖精とか呼ばれる特別な生き物が多く住んでる魔境です。いわゆる妖精郷とか精霊界とかいわれるような場所です。エルトリアムとフェアリーランドの間には堕ちた都市の遺跡があり、エルトリアムとグリアロンダの間には小さな島が集まったノーフェザー諸島群があります」

 ロナ「あたしの地元だから補足しちゃうけど、ノーザリアには勇者はいないよー」

三毛猫「ノーザリアは科学の武具が豊富なところだから、あんまりアーティファクトとか重要視されないのですね。西のフェアリーランドは人間がほとんど住んでないので勇者がいません。」

ティム「ん? フェアリーランドって精霊とかいっぱい住んでるとこだよな。見つかってないアーティファクトの多くがあそこにあるって話だが」

三毛猫「あー、補足し忘れてたかな。プレイヤーの血を引く人間・・しか勇者になれないのですよ。幾多の種族を含んだ広義の人間ではなく、人間族とでもいいますか純粋な人間種しか勇者にはなれません。獣族ディストの勇者とかはいないのですね。なので純粋な人間種が少ないフェアリーランドには、必然的に勇者がいないのです」

 ロナ「……ずいぶんと差別的な?」

三毛猫「アーティファクトの認証が遺伝子的なものによるので、どうしようもない部分も。ちなみに宿屋の娘さんフィアナさんが勇者の資格があるのは、お父さんの血を引いてないというわけではなく、フィアナさんが遺伝子的にはほぼ純粋な人間であるためです。人間種以外の種族というのはかなり劣勢遺伝なのです」




 ロナ「……という流れで種族のお話?」

三毛猫「ですね。種族の簡単な説明を上げて、それについて語っていこうと思います」


○人間族

・外見:

 いわゆる普通の意味での人間。特筆することはない。外見は地域により様々だが、黒や茶色、濃い金髪など、濃い髪の色をしているものが多い。


・特徴:

 遺伝的に優先されるため、他種族と交わっても生まれる子供が人間族になることが多い。これが人間族がほとんどの大陸で大勢を占めている理由だが、極稀に先祖帰りして人間族の両親から別種族の子供が生まれることもある。こういう子供は取替え子チェンジリングなどと呼ばれて差別されることが多いが、たいがい特殊な能力をもっていることが多い。

 平均寿命はだいたい五十歳前後だが、これは新生児の死亡率が高いことによるものでけっこう年寄りも多い。


・主な生息地:

 エルトリアム大陸、ノーザリア、南方蛮大陸グリアロンダに多い。


・特殊能力:

 種族としての特殊能力はなし。ただし個人で特殊な能力を持っていることはある。


・備考:

 勇者になれるのは人間族だけっ!


三毛猫「人間です」

 ロナ「に~んげん」

三毛猫「語ることはあんまりないですね。補足的にはセラとソラが作った世界にも人間族は存在してましたので、人間であれば必ず勇者の資格がある、というわけでもないです」

 ロナ「ふむふむ。あたしはティムのアーティファクトの声聞けなかったし、勇者の資格ないほうの人間なんだよねー」

三毛猫「……あー。ネタバレになるから詳しくは言わないけど。ロナ・・は一応人間族です」

 ロナ「……なんか含みの有る言い方だね?」




獣族ディスト

・外見:

 いわゆる獣人。通常の状態で獣の耳と獣の尻尾を持つ以外は、見た目は人間族とほとんど変わらない。髪の色や瞳の色も様々であるが、獣の姿に沿う形である程度の傾向はある。


・特徴:

 普通の人間よりは筋力・敏捷性が高く、知力や精神力はやや低い傾向がある。物理攻撃職に向いた種族。人間族以外の種族の中では比較的数が多く、混血も多い。平均寿命は四十歳前後だが、男性より女性の方が長生きする。また男性より女性が生まれやすい傾向にある。


・主な生息地:

 南方蛮大陸グリアロンダ妖精大陸フェアリーランドに主に生息する。獣化したときの毛皮が高値で取引されるため、エルトリアム大陸では迫害を受け、ほぼ絶滅状態となっている。


・特殊能力:

 獣化と呼ばれる能力があり、全身を獣の姿に変えることが出来る。獣化する獣の種類は多数有るが、基本的に四つ足の獣であり、鳥や魚、爬虫類などは含まない。猫種ミーア犬種オウンが多い。

 また例えば猫種は夜目が利く、犬種は鼻が利くなど、獣化して成ることの出来る獣の特徴を持つ。


・備考:

 独特の風習として、名前の付け方がある。基本的に姓や家名はなく、自身の名前、母親の名前、父親の名前、母方の祖母の名前、母方の祖父の名前の順につなげて名前とする。例としてミィ・ミ・リュン・ディ・リュクスは、「偉大なるディとリュクスが一子、ミとリュンの子ミィ」というような意味合いになる。




三毛猫「けもけもです。もっふもふです。残念ながら人型ではにくきぅはありません。お耳なでなでしたいっ!」

 ロナ「……いや作者のひと興奮しすぎ」

 みぃ「正直ひいちゃうのです……」

三毛猫「おお、みぃちゃんきたっ! なでなでー。もふもふー」

 みぃ「やめるです。やめるのです! なでちゃめーなのですっ!」

三毛猫「もふもふ。上の備考でちょっと書きましたけれど、みぃちゃんのフルネームは獣族の名づけ方に沿っているのです」

 みぃ「ふみゅう……。備考で書かれてる名前の付け方は、主に獣族同士で呼び合う時に使うものなのです。正式名称ではありますが、本名で有るがゆえにあまりベラベラと獣族以外の他人に名乗るようなものでもないのです。なので古い慣習として、人間族以外の少数民族が人間に名乗る場合、獣族に限らず種族名を姓代わりに使うことがあるのです。私の場合、ミィ・ディストあるいは獣種まで含めてミィ・ミーア・ディストという感じになるです。猫種ミーア獣族ディストであるミィといったところです。もっとも獣族が迫害されてる状況で種族名なんか名乗ったらあっという間に素性がばれてしまうので、私は通常ただ、みぃ、とだけ名乗るようにしてるです」

三毛猫「説明ありがとーっ! なでなでっ」

 みぃ「だから耳をなでないで欲しいのですっ! はふっ」

三毛猫「ちなみにみぃちゃんは、残念ながらしっぽ無しなのです。しっぽもなでたかった……」

 ロナ「しっぽだけないとか中途半端だねぇ。混血だからなの?」

三毛猫「……あるいは首から下が。いや何でもないデスよ」




涙族ティア

・外見:

 見た目は通常の人間とまったく変わらない。明るい金髪や銀髪で、肌が白く、紅い眼や蒼い眼であることが多い。その多くは見目麗しい。


・特徴:

 純粋な涙族はその身体を構成する全てのものが、その身体から離れると貴金属や宝石になるというある意味呪いの様な能力を持っている。例えば髪を切ればそのまま金糸や銀糸になり、流した血や涙はルービーやサファイアというような宝石になる。死後には全身が金や銀の塊になるという。

 成長が非常に遅く、大人になっても人間種の十代前半のような姿のままほとんど老化をしない。寿命は人間に比べて長く二百年ほど生きるものもいる。

 呪いにも似たその特性のため、多くの地域で迫害されている。好事家などに囲われ、死なない程度に延々と身体を切り刻まれ続けているものなども割といるらしい。死後も全身が黄金の固まりとなるため、その容姿から美術品としても高い価値で取引される。

 混血になると純粋な涙族と異なり一部の体液しか変化しないようになるため、素性を隠して普通に生活している者も意外と多いらしい。


・主な生息地:

 妖精大陸フェアリーランド


・特殊能力:

 極稀に自身が触れたものを貴金属に変えてしまう能力を持つものがいる。


・備考:

 エルトリアム大陸にいる涙族は、主に妖精大陸からさらわれて来た者か、またはその子孫。稀に先祖返りで通常の人間の両親から涙族の子供が生まれることもある。




三毛猫「ちなみに涙族の男性と、他種族の女性は子供を作ることができません」

 ロナ「ん? なんで?」

三毛猫「……体液が、宝石になっちゃうので」

 ロナ「あー(苦笑)。そか、って涙族同士では問題ないの、それって」

三毛猫「同族の体内では仮に宝石化したものであっても元に戻ります。第三話のえぴろーぐでみぃちゃんがチョコタマゴの当たりの宝石をかじって、しょっぱいとか言ってたの、おそらくほとんどの方には意味不明だったと思うのですが、これは宿屋のご主人の涙から作られた宝石だったからなのですね」

 ロナ「……岩塩と間違えたのかとおもってた! ってあれ? フィアナさんが生まれてるってことは、女将さんのほうも涙族だったりするの? フィアナさんのお父さんどうやって……」

三毛猫「女将さんの方はほぼ純粋な人間ですよ。純粋な涙族は排泄物ですら貴金属化しちゃうのですが、混血の場合はある程度融通が効くみたい……?」

 ロナ「いーかげんだねぇ」

三毛猫「いーかげんですっ! ってか今矛盾に気がつきましたっ!」

 ロナ「いや、フィアナさんってほんとはお父さんと血がつながってないんじゃ……?」

三毛猫「……どうなんでしょ? 女将さんにちょっとだけ涙族の血が流れてたから、ということにしときましょう」




飛頭族デュラ

・外見:

 見た目は通常の人間とまったく変わらない。黒髪・黒目で、地球でいうアジア系。


・特徴:

 最大の特徴は首から上が身体から離れて、宙を飛ぶこと。これは求愛活動の一種とされ、満月や新月の夜になると同族を求めて夜空を首だけが飛び回る。この際残された身体は冬眠状態のようになり生命活動が弱まる。

 胸の中と頭の中に特殊な石が精製され、これにより首と身体が分かれてもつながっている。この石が異世界に通じる特殊な門の作成の材料となるため、大量に虐殺された。

 ほぼ絶滅状態であることと首だけが宙を飛び回るというそのフザケタ特性から、現在一般にはオバケあるいは御伽噺に出てくる架空の存在と思われている。


・主な生息地:

 もともとは南方蛮大陸グリアロンダの少数民族であったが、現在ではほぼ全世界で絶滅状態。


・特殊能力:

 首だけの状態の時には肺も横隔膜もないため声が出せない。このため自分の意思を念話として他者に伝える能力を持つ。稀に生きたまま異世界への扉を開く力を持つ者も。


・備考:

 切断面は……正直グロいです。




三毛猫「ちなみに飛頭蛮ひとうばんは中国の妖怪。チョムチョムは南アフリカの妖怪で血を吸うらしいです。デュラハンなどの首なしと異なりアンデッドじゃありません」

 ロナ「……いや正直に言って、首だけのみぃちゃんとかけっこーグロかったんだけど」

 みぃ「(にこにこ)」←首だけ

三毛猫「(もふもふなでなで←でも切断面は見ない)首なし死体が、じつは生きてたっ! ってファンタジーを逆手に取ったとんでも事件が先にありきだったもので」

 ロナ「ゲートの設定とかもなんかアレだし?」

三毛猫「後付設定、盛り盛りドーンですっ!」

 みぃ「(かぷり)”そのせいで私はひどい目にあってるのです。ひどいですひどいのです……”」

三毛猫「ただ一般に知られてない少数民族だからってだけじゃ、よわいかなーって」

 みぃ「(かじがじ)」

三毛猫「(なでなで)ごめんねーみぃちゃん」

 ロナ「でも、首ちょんぱの種族なんて珍しいね? デュラハンとかならたまに聞くけど」

三毛猫「あー、この種族には元ネタがありまして。その昔読んだ、新井素子様の”今はもういないあたしへ…”という小説(ハヤカワ文庫)の中の一遍に、飛頭蛮がでてくるのですね。ちょっとえっちぃお話なのですが、それ読んで以来いつかどこかで首ちょんぱを出してやろうと思っていたのです。元ネタとは違いますがみぃちゃんが子作り云々言うのは少々影響受けてます」




有角族リーン

・外見:

 見た目はほぼ通常の人間と変わらないが、額に小さな角を持つ。容姿としては日本人に近い。黒髪・黒目が多いが、アルビノではなしに白髪・赤目の者もいる。


・特徴:

 他者の心を読むことができる能力から、サトリとも呼ばれる。その能力から一般の人にはあまり良い感情を持たれておらず、多くの場所では嫌われている。しかし心を読むというその能力はある種の権力者にとってはのどから手が出るほど欲しい能力であり、囲われてその能力を活かしている者も多い。その多くはメイドや執事などの使用人として側に仕える。

 混血になると能力は落ちるもののその目立つ特徴である角を失うことが多いため、大陸で権力者に囲われている有角族の多くは混血。囲っているもの同士でお見合いと称した強制的な交配が行われることも。

 平均寿命は六十前後。


・主な生息地:

 もとは南方蛮大陸グリアロンダの少数民族。エルトリアム大陸にも少数存在するが、その多くは国家に管理されている。


・特殊能力:

 周囲にいる生き物の心を読むことが出来る。また場所や物に残された心を読むことが出来る。混血になると対象の身体に触れるなどしなければ心を読むことはできなくなる。また心を読む能力は、同族同士では効きにくく、心を開いた上で接触した状態でなければならない。

 特に強い力を持つ者は、未来予知を行うことが出来るらしい。


・備考:

 純粋な有角族は、姓+名の形で日本風の名前がついている。



 ロナ「……今更ながら、リーンに限らずあんまりな境遇の種族多すぎじゃない?」

三毛猫「……いや、もしこういう能力を持った人たちがいたらって考えていくと、どうしても差別とか迫害とかの方向にいっちゃうんだよね」

 ロナ「人間みんなが悪いやつじゃないとおもうんだけどねぇ」

 みぃ「良いニンゲンは死んだニンゲンだけなのデスっ!」

 ロナ「みぃちゃん、黒いよっ!」

三毛猫「……表に出していない悪意をすら読み取れちゃうから、有角族ってかなり人間不信なひねくれ者が多いです。多くが有力者に囲われてるのは、最初は保護を求めてのことだったみたいですね。上で強制的に交配されることもあるみたいな一方的に飼われているような書き方をしましたが、その能力上彼らは権力者の秘密も握ってるわけなので、実際のことろはそれほど一方的な関係でもないみたいですよ? お互い素性隠してますから同族と知り合う機会というのもそれこそお見合いくらいしかないわけで、あまり自由はないのでしょうけれどそれなりにWIN-WINな関係なのかもしれません」

 ロナ「ふむー」

 みぃ「……私は家畜になる気はないのです」




冥族ヴァラ

・外見:

 通常の人間とほぼ同じ。外見的な違いは特にない。ただしその特性故に、フードを被り全身を隠しているのもが多い。個体差はあるが、男女共にやや大柄ながっしりした体格の者が多い。


・特徴:

 人間と同様の成長をするが、個体差はあるもののある時点で成長が止まる。その後ある時期を境に他者の精気を必要とする体質に変わり、他者の精気を得られる限り永遠に生き続ける存在となる。このため実質寿命というものがないが、生き飽きた者などが他者の精気を絶って自ら消滅を選ぶこともある。またこれは単純に寿命で死ぬことがないというだけの話であり、病気や怪我で死ぬことは普通に有り得る。もっとも、即死しない限りは他者の精気を得ることにより再生することが可能。

 その生態から吸血鬼などの不死者と混同されることがあり、これを避けるためにヴァラ族らは自らを掟で縛っており、掟を破るものは同族による制裁を受ける。

 その長命を活かして膨大な知識を蓄えることを種族的な使命としており、別名、時の賢者とも呼ばれる。数百年の長きにわたって同じ家に仕えるものなどもいる。

 他者の身体に触れた部分から精気を吸収し、自らの力とすることが出来る。能力的にはどの生物からでも精気吸収は可能だが、掟により主と決めた存在からしか精気吸収は行わない。この能力は自動的であるため、人里で生活する際には全身を覆って意図せぬ精気吸収が行われないようにする。

 同族同士なら耐性があるため問題ないが、他種族と交わろうとすると精気吸収により相手を死に至らしめてしまうため、その多くは純粋なヴァラ族である。


・主な生息地:

 ほぼ全地域に少数ずつ存在する。基本死なない人たちなので、総数としては万に届かないくらいではあるがそこそこの人数存在する。


・特殊能力:

 他者の精気を吸収することが出来る。

 同族、家族等で知識を共有するための特殊な魔法を持っている。これはインターネットの検索エンジンに似たもので特定のキーワードやイメージから紐づく情報をたどれるものである。また世界が砕け散る前から存在する個体も多いため神代魔法を得意とする者が多い。


・備考:

 結局のところニンニクとか太陽が弱点でない吸血鬼みたいな?



三毛猫「ちょっと変わった吸血鬼の一種? サークとかは一周して逆にテンプレみたくなってしまった小麦色の肌の筋骨隆々吸血鬼です」

サーク「我々は吸血鬼などではありませんっ! ヴァラ族です!」

三毛猫「血は吸わないかもしれないけどさ、やっぱいわゆる吸血鬼だよねぇ」

 ロナ「ねー」

サーク「あのような下等な妖魔と一緒にしないでくださいと……」

三毛猫「ああそうそう、みぃちゃんが幼い容姿のままなのは主に涙族のせいです。本編中ではヴァラ族の血を引いから~とか書いた気がしますけれど、ヴァラ族は普通の人間と同じように成長します。個体差があるもののだいたいは二十~三十くらいで成長が止まり、そのまま何十年か生きて”一度死んだあとに・・・・・・・・”精気を必要とする身体に変化します」

 ロナ「一回死んでるなら……不死者アンデッドなんじゃ?」

サーク「ですから、不死者ではありませんと何度もいってるじゃありませんかっ!」

三毛猫「正確には死んでるというか、死ぬ半歩手前くらい?で他者の精気を奪って蘇るのですね。これに失敗すると普通に死にます。他者の精気を必要とする状態になっても心臓止まってる訳じゃないし、殺して死なないわけでもないから不死者アンデッドとはちょっと違うかもね?」

 ロナ「……さくって刺したら殺せる?」

サーク「我々は寿命がないだけで、死なないわけではないのですよ、マスター……。冗談でも止めていただきたいものです」

 ロナ「ちぇー」←すごく残念そう

三毛猫「ちなみに、極稀に成長が止まる前に死にかけて幼い容姿のまま精気を必要とする身体に変化する場合もありますが、みぃちゃんは混血なので違います。混血の場合、通常の人間よりは大分長生きするでしょうけれど、精気を必要とする身体に変化することはありません」




影族シエラ

・外見:

 通常の人間と同じ。ほぼ例外なく黒髪・黒目。男女共にやや小柄な体格な者が多い。


・特徴:

 その特殊性は影に潜ることができるというその特殊能力より、独特の風習によるところが大きい。影族には隠れ里が存在し、幼い影族の子供はそこで引退した影族の指導を受けて様々な特殊技術を学ぶ。その多くは隠密行動や諜報技術、暗殺技術などである。影族であっても隠れ里で修行を行っていないものは常人とほぼ変わらないため、あるいはこの隠れ里のシステムそのものが影族であるといえるのかもしれない。

 基本的にその力は自らのためではなく、あるじと仰ぐ存在のために振るわれる。通常十歳前後で修行を終えた影族は、主を探す旅に出る。真の名を主に呼んでもらい、口付けをすることで契約となす。このため異性を主とすることが多い。

 主を失ったり、主に契約を解除された者、あるいは怪我や老いなどで仕える能力を失った者は、隠れ里で後進の育成にあたる。

 平均寿命は四十前後。その生き様から若くして死ぬものが多い。

 例外的に人間族との間でも比較的影族は生まれやすい。


・主な生息地:

 南方蛮大陸グリアロンダおよびエルトリアム大陸。ノーザリアにも少数存在する。


・特殊能力:

 主と決めた人間の影に潜ることが出来る。また影から影へと移動する「影移動」と呼ばれる能力があり、主を含めて影から影へと瞬間移動することが出来る。

 種族としての特殊能力ではないが、独特の魔法のような技能を持つ者も多い。


・備考:

 いわゆる忍者やくのいちの類。



三毛猫「本編中で断言はされてませんが、盗賊のエバは影族です」

 エバ「えへへー(照れ)」

三毛猫「第二話はほとんどばたんきゅー状態かつ、ときどき作者が存在わすれちゃうので妙に存在感がないのを逆手にとって、影族という種族にしちゃいましたっ!」

 ロナ「……しちゃいました?」

三毛猫「詳しくは登場人物紹介の所でやりましょうかね。えー、影族っていうのは要するに忍者です」

 エバ「にんにんでござるー♪」

三毛猫「肉体的には普通の人間と大して変わらないのですが、特殊な訓練により割と超常的なことが出来るようになってます。一応種族として影に潜るという能力はあるのですが、それ以外の能力は修行で後天的に身につけたものなのですね」

 エバ「武器の扱い方とか、結構色々勉強するんだよ」

三毛猫「種族的な欲求というか、元々がシャドウ・サーバントと呼ばれる使い魔の類だったため、本能的に主を求めます。影族というのがそもそも人と使い魔の混血により生まれた種族なのですね」

 ロナ「その使い魔って、召喚獣ってやつ? 異世界から呼ばれてきたもの?」

三毛猫「いえ、起源はもっと古くてセラやソラが作ったゲームのシステム上に存在するものです。力のある魔法使いが自身の影から生み出したものがシャドウ・サーバントです。似たようなものに獣の牙から生み出される獣牙兵や、通常の小動物を魔法で操るものなどがあります」

 エバ「ふーん。ボク、そういうのだったんだー?」

 ロナ「あたし魔法使いじゃないんだけど……」

三毛猫「その辺も登場人物紹介でかなー」




有翼族リーファ

・外見:

 ほぼ通常の人間と変わらない。明るい金髪など、髪の色が薄い者が多い。


・特徴:

 背中に光の翼を発生させることが出来、その神々しさから天の使い、天使と称されることも。もっとも実際の所は別に必ずしも聖職者というわけでもない。むしろ魔法使いの適正が高い。

 寿命が千年ほどと人間に比べて大幅に長いため、歴史に同じ名前の人物が何度も現れることがあり、天使と勘違いされる原因のひとつとなっている。思い込みが激しく融通が効かない性格のものが多く、天罰と称して好き放題暴れることがあるのも原因のひとつ。

 種族的に、白神リラを信仰するものが多い。


・主な生息地:

 妖精大陸フェアリーランド


・特殊能力:

 背中に光の翼を発生させることができ、短時間なら空を飛ぶことが出来る。種族的な特性として、雷を操る力を持つ。


・備考:

 天使という概念のモデルになった種族。ちなみに悪魔の概念のモデルは竜人族(ドラゴンハーフ)



 ロナ「……こんな種族、まだ会ってないよね? なんでいきなりでてくるの」

三毛猫「ネタバレどーんなのですが。実は魔法使いのセナが有翼族の混血です。”黒衣の天使”という二つ名の元は、リーファの光の翼なのですね。ちなみにセナは混血のため片翼(左側)だけ発生するという中二病仕様です」

 ロナ「ほえー?」

三毛猫「本編中で語る機会が無さそうなので書いちゃいました。セナが雷の魔法を得意としてるのは、種族特性によるものなのですね」

 ロナ「……セナの思い込みが激しくて融通が効かないって、種族的なものなのっ?」

三毛猫「そっちにおどろいてたんかいっ!」




飛沫族スプラッシュ

・外見:

 下半身がイルカやクジラなどの水棲哺乳類になっている種族。緑色や青色の髪をしているものが多い。肌の色は様々。水中生活を行っているときには汗腺から粘液をだしているため、全身がぬるぬるしている。

 陸上生活を行う時には下半身が二本の足となり、通常の人間と変わらない姿になる。お肌もじめじめしていない。下半身が変身する都合上、男女共にスカートのような筒状の服を身に纏い、下半身に下着はつけない。


・特徴:

 いわゆる人魚とちがって肺呼吸。哺乳類なので卵じゃなくて普通に子供が生まれる。下半身が魚のようになって生まれるものの、幼少期は陸上で育てられることが多い。子供を産める身体になると下半身を二本の足に変化させることができるようになる。

 陽気な性格なものが多く、恋多き種族でもある。

 平均寿命は百五十年ほど。


・主な生息地:

 ノーフェザー諸島群およびその近海の海底。


・特殊能力:

 水を操る能力を持つ。また歌や声による奇跡を得意とする。


・備考:

 にんぎょ。肺呼吸だけど。



 ロナ「これも本編じゃ出てきてない種族だよね?」

三毛猫「……出てくる予定だったのですよ。本当は宿屋の娘さん、フィアナさんがスプラッシュになる予定でした」

 ロナ「えー? なんかだいぶイメージ違う気がするけど」

三毛猫「……アーティファクトの声が聞こえた、というのがぽろっと出てきたら勇者は人間だけなので自動的にフィアナさんが人間で確定しちゃって」

 ロナ「どこまでいきあたりばったりで書いてるんだか……」

三毛猫「うん、ごめんなさい……」





樹人族サクリファイス

・外見:

 細い葉のような緑色の髪、薄緑色の肌。自身の髪を編んで作ったローブを身に纏う。常に裸足。


・特徴:

 樹人というが別に下半身が木の根のようであったりはしない。髪が細い葉になっており、基本的に光合成で生きている。自身の髪で編んだローブ以外のものを身に纏うことはせず、常に裸足である。

 女性しか存在しない種族であり、基本的に自身のクローンを種子の形で産み落とす。他種族と交わることも可能だが、この場合でも生まれるのは樹人族のみ。

 時期になると頭部に大きな花が咲き、受粉して胎内に種子が作られる。自身を苗床として子を育てることから自己犠牲サクリファイスの名がついた。


・主な生息地:

 妖精大陸フェアリーランド


・特殊能力:

 自身の命と引き換えに他者を癒す、いわゆる自己犠牲呪文を種族的な能力として持つ。死後間もない場合には死者すら蘇生させることも。

 体内で様々な植物性アルカロイドの類を精製することができる。


・備考:

 マンドラゴラやアルラウネ、ドリアードの類。



三毛猫「これは完全におまけ的な。今の所書く予定のない第五話にあたるモノでちょっとだけ出てるのでここに書いとくことにしました」

 ロナ「ネタだけー」

三毛猫「ちなみに種族というより、むしろ魔物の類に近かったりします。魔物になると種子を生きてる人間に埋め込んで……麻薬づけにして畑代わりに」

 ロナ「うわー……」

三毛猫「ちなみにあと竜族や竜人族ドラゴンハーフなんかがいますがおおまかなイメージは普通のファンタジー物に準拠してるので割愛します」





三毛猫「……というところで。思った以上に長くなってしまったので残りは分けることにします」

 ロナ「今の時点で前回の世界設定編の文字数越えてない?」

三毛猫「越えてる……かも?」

 ロナ「次は登場人物紹介だよね?」

三毛猫「次回はネタバレ満載でお送りしますっ!」

 ロナ「本編でちゃんと語ればいーのにさぁ……」

三毛猫「ツッコミは不要ですっ!」

 ロナ「ではいったん失礼しますねー」

三毛猫「なるだけ早いうちに」

 ロナ「ではまたー」

三毛猫「ノシ」

 好き勝手に書いてたらだいぶ長くなってしまいました……。

 ”■本編に関する補足”に関してはラジオ番組のノリで行くつもりなので、「ここなんでこうなってるの?」などとご質問等ありましたらいただけると幸いです。今のとこ三毛猫さんが質問して、三毛猫さんが回答するというセルフ突っ込みになるかんじです。

 本編でないのに、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ