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聞いて、私のこと

作者: 沢まやこ

この微妙な心境、分かってくれる人いるでしょうか?汗


コメントくれると嬉しいです

私は生まれた、平凡な家庭に。

私は生まれたときから、持っていなかった、飛び抜けたものは。


私は、私を好きになったことは一度もない。

ちょんぼりした目、ぺちゃんとかわいらしい鼻、存在の薄い唇。

こんな平凡な容姿に嫌気がさしている。

勉強は努力したらそこそこできて、運動はイマイチかなぁ、なんて

こんな平凡な才能にも嫌気が指している。


家族は言ってくれる。

_かわいいよ、やればできる子だよ。

でもそれを友達が言ってくれたことはない。街ゆく人々に噂されたこともない。

きっと大概そうだ。


私はトーク力もなくて、ギャグセンスもなくて、けれどいじめられたこともなくて

起伏もない人生を歩いている、きっと誰かの軌跡をなぞってる。


私は、時に嫌なことを言われる。みんなはそんな私を笑う。

乾いた笑いがカラカラ響く。楽しくないよ。


私が日直の時、仕事を友達は手伝ってくれない。あの子の時は手伝っていたのに。

それが私らしいけどね。

私は黒板を消す、お腹がすいて、降りかかるチョークの粉なんて、どうでもいい。


私は毎日毎日探してる。自分と似ているものを。

けれど、そんなものは何処にもない。

こんな時だけ無我夢中で走り回って探すのに、思い当たる物はない。

私は安心できない、だから毎日怠惰に過ごす。


母は言う、幸せだね。やめてよママ、それは子に浴びせる目ではないでしょう。

私はその度死にたくなるんだ。


いるはずがない、私と似た悲劇のヒロインなんて。

私は、不幸せではないもの。

もしいるとするならば、それは、人々が軽蔑して、私までもがゴミだと思う人達。

他にもいるだろうか、こんな人間は。誰も教えてなどくれない


未来が暗い。

コミュニケーション能力、器量の良さ、生まれ持ったものの違い。

私にはないものが、求められている。


14歳の私には分からない、どう生きればいいのか。

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