それらしーこと
い~ですか?
あなたは、自分の意思でソレをやったのれす……。
人のせいにしては、いけませんよ……?
あなたの心のみにくさが、そうさせたのれす……
い~ですね?
「ハイ、ソノトーリ、デス……
ワタシハ、ココロ ノ ミニクイ、カトージンシュデス……」
ア・ナ・タ、も!
こんなとこに好奇心で入ってきちゃー、だめじゃないれすか?
はんせーしましょー?
「ハイ、ワタシガ、ワルカッタデス……。」
─────────────────
《捜査関係者によりますと、容疑者は犯行を認めている、とのことです。
今回、被害者の女性は好奇心から裏路地に──》
「………。」
─────────────────
「……アンタが、今回の脚本家?
自分のレツジョー解消すんのに人様を使ってんじゃねーですよ! 」
……あ、あなた、なまいきれすね~?
……ホラ!
今、わたすを ボコって さらしものにしたい、って思ったでしょ?
分かるんです、わたすには!
さあ、あなたも自分の心のみにくさをみとめるのれす!
「……あ~。い~からさ~
そゆったの、もー、いーからさー……」
?!
「んー……ハイハイ、催眠 乙ー
みにくい……心、だっけ?
それっぺーシナリオ書いて脳に刷り込んできてンじゃねーですよ」
お、おかしいれす……
そんなわけは……えいっ!
「もー!
頭ン中で、それらしーないよー組み立てて自分で勝手に納得しろって?
そゆったコマンドかけられんのも、こちとら慣れてっし!
以前なら、アンタんこと、試練を与えるカミサマだとか、それらしーこと考えさせられて黙らされてたけどー?
……んー」
オゴッ……?
アダダダダダ……!!!
「……あー。疲れた……
この世の終わりまで、そーしててよ……」
(罪ィ認めて、はんせーして……
あと……二度とやんないって誓うまで、そんままねー)