表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

それらしーこと

作者: 尾生 礼人

い~ですか?

あなたは、自分の意思でソレをやったのれす……。

人のせいにしては、いけませんよ……?

あなたの心のみにくさが、そうさせたのれす……

い~ですね?


「ハイ、ソノトーリ、デス……

ワタシハ、ココロ ノ ミニクイ、カトージンシュデス……」


ア・ナ・タ、も!

こんなとこに好奇心で入ってきちゃー、だめじゃないれすか?

はんせーしましょー?


「ハイ、ワタシガ、ワルカッタデス……。」


─────────────────


《捜査関係者によりますと、容疑者は犯行を認めている、とのことです。

今回、被害者の女性は好奇心から裏路地に──》


「………。」


─────────────────


「……アンタが、今回の脚本家?

自分のレツジョー解消すんのに人様を使ってんじゃねーですよ! 」


……あ、あなた、なまいきれすね~?

……ホラ!

今、わたすを ボコって さらしものにしたい、って思ったでしょ?

分かるんです、わたすには!

さあ、あなたも自分の心のみにくさをみとめるのれす!


「……あ~。い~からさ~

そゆったの、もー、いーからさー……」


?!


「んー……ハイハイ、催眠 乙ー

みにくい……心、だっけ?

それっぺーシナリオ書いて脳に刷り込んできてンじゃねーですよ」


お、おかしいれす……

そんなわけは……えいっ!


「もー!

頭ン中で、それらしーないよー組み立てて自分で勝手に納得しろって?

そゆったコマンドかけられんのも、こちとら慣れてっし!

以前なら、アンタんこと、試練を与えるカミサマだとか、それらしーこと考えさせられて黙らされてたけどー?

……んー」


オゴッ……?

アダダダダダ……!!!


「……あー。疲れた……

この世の終わりまで、そーしててよ……」


(罪ィ認めて、はんせーして……

あと……二度とやんないって誓うまで、そんままねー)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ