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幕を上げるその前に。


8時30分。

鳴り響くアラームをうざそうに俺は声を荒げた。

「あーえら、おとうるあい」

しゃべれねぇ。寝起きというのも相まって。俺の言葉は赤子のように母音が中心となった。

「あああああ!!!」

無理やり声を出し若干の覚醒から

「アリエラ!音楽消して!!!!」

懇親の俺のアラーム消し呪文。

『はい。わかりました。』

音が止み。再び訪れる静寂に安堵した俺は再び夢の世界へと旅立った。


8時50分

始業時間は9時からで、家から会社まで徒歩15分。

つまりこうだ。

「ねぼうしだ」

二度寝が原因となった寝坊。これを幾度となく繰り返す俺は意識が圧倒的に低いことを己に自覚する。

昨日もこのことで叱られたばかり。というよりもはや呆れであった。

「ぐああああなんで始業がこんなに朝こっ早いんだ!」

と言いながらも11時始業だろうが俺は遅刻する。それは変わらない事実だ。

仕事への嫌悪感の現れと行っても過言ではない。

ため息をつきながら仕事着へと着替えつつ。

俺は扉を開けた。

何事も変化のないただの朝。

あーあ。世界滅ばないかなぁという浅はかな考えは何十回としてきたがいまだ世界は健在だ。

ノストラダムスよ。世界を終わらせてくれ。

エレベーターに乗り俺は1階へと降臨する。

こうでも思わなければ仕事にも行けない。

俺は神であり、唯一無二。そんな中二心を持たないと生きていけないくらい矮小で傲慢な存在だ。


8時52分

ロータリーを周り俺はついに駅のホームへとたどり着く。

その間どんな言い訳をしようかと頭を悩みに悩ませて。

怒られるそんな妄想をして昨日の有言を実行できない後悔に苛まれつつ一歩を踏み出した。

怒られるばかりの妄想を繰り返して一歩一歩を踏みしめて自己嫌悪にかられながら。

気がつけば俺は原っぱにいた。



??時??分

眼の前の光景に唖然とせざるを得ない。

言葉がでないというのは単に思考停止に陥っただけのことを俺はこのとき初めて知った。

見知らぬ原っぱ。というよりも、見る限りの原っぱ。見知らぬもクソもない。原っぱは原っぱだ。

いやしかしこの原っぱ。なにもない。なにもないに尽きるほどに何も無い。

芝生何じゃない?ゴルフでもするん?

見渡すと遠方に木々があって、その向かいにはなぞの建築物集合体があった。

どうにもこうにも

「いや、わからんだろ。」

必死に脳をフル回転させて得られた結論だった。

原っぱに立ちすくむアラサーがここに一人。首をかしげて考え事をする。

仮にあの建物たちを都市としよう。あれには高い壁が周りを覆っていて、なにかから守るように経っている。

きっと門番がいる。

ふむふむ。いつの時代何だこれ?

とにかくわかったのは俺は元いた場所とは違う場所にいて、そしてワンチャンタイムスリップしているということだ。

「はぁーーーーーこっからどうすんの。」

携帯とアイコスと昨日パチンコで買った10万円が入ったままの財布だけでこの世は渡り歩けるのだろうか。

「やっぱ世界一旦滅びるべきだろう。」

鬱々とした感情のまま俺はまた一歩を踏み出し始めた。

きっと夢であれと願いながら。

どうも。作者です。

この度は読んでいただきありがとうございます。

自堕落な性格は僕と同じで、感情移入しやすいためこいつはこのまま行こうと思います。

まぁどうせ物語です。僕じゃないんであしからず。

さて、序盤は圧倒的まったり書かせていただきます。

僕のペースで書き続けますので、ついてきてくださる方はぜひ今後のお話も読んでくだされば

この私感謝感激狂喜乱舞恐悦至極にございます。

まったね~

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