“私さ、あなたと付き合ってるけど? 本当は好きで付き合ってる訳じゃないのよね”と彼女に言われる!
“私さ、あなたと付き合ってるけど? 本当は好きで付き合ってる訳じゃ
ないのよね”と彼女に言われる!
これは! 俺が彼女と付き合って3年経った頃に言われた話。
その日は、理由はもう憶えてないけど、、、?
物凄く彼女と喧嘩して、いつもは俺と彼女は喧嘩もしないから、
正直! 自分自身もびっくりしていて、、、。
しかも? “初めての大喧嘩! マジで別れるかもと真剣に悩んだ
ぐらいの本当に大きな喧嘩だったんだ!”
その口喧嘩の中で、俺は彼女にこう言われて......。
【私さ、あなたと付き合ってるけど? 本当は好きで付き合ってる訳じゃ
ないのよね】
・・・あの時は、彼女のこの話を俺は聞き流してしまった。
怒りでまともな判断が出来なかったからだ!
でも? 冷静に後で考えたら、俺の事彼女は好きじゃないみたいで、
なんで俺と彼女は付き合ってんだろって真剣に悩んでしまった!
今更、こんな事聞けないし。
それに? なんとか彼女と仲直り出来て、彼女からあの時の話をぶり
返すのはもう絶対にしないでと強く念を押されたんだ。
“だから、余計に聞けないよ。”
でもな? “俺以外に彼女は他に好きな男でも居たのかな?”
もしくは! 今も好きな男が居るとか?
考えたらキリがないけど? 嫌でも考えてしまうし、どうしたらいいのか
もう俺には分かんないんだ!
『なに? ボーっとして、何か大事な事でも考えてた?』
『・・・い、いや、そうじゃないけど、』
『なによ! 男ならはっきり言いなさいよ!』
『“喧嘩した時の話だから、聞けないじゃん! 話しぶり返すのイヤなん
だろう?”』
『・・・そ、そうだけど、気になるわ!』
『話していいの?』
『黙ってられるより、言ってくれた方がいいかも!』
『・・・うん、喧嘩した時、こんな事言ったじゃん! 私さ、あなたと
付き合ってるけど? 本当は好きで付き合ってる訳じゃないのよねって
あれってどういう意味だったのか直接聞きたいんだけど、』
『“太士は、私の事どう想ってるの?”』
『そんなの好きに決まってんだろう!』
『ふーん、そなんだ! でもさ? 私は太士以外に好きになる男性
とかいるし、普通にカッコいいとかも想うよ。』
『俺の事! もう好きじゃないの?』
『そうじゃないよ、太士の事は好き! でも? 通りすがりにカッコいい
男性とか居るじゃん! そういう事よ。 まあ、そこに恋愛感情
はないし、好きとかいう気持ちはないよ! 好きなのは太士だけ!』
『・・・う、浮気とかしたいとかいう話じゃないんだよな! 俺の解釈、
あってる?』
『うん、合ってる!』
『良かった。』
『あの時は、つい大袈裟に言っただけで、腹も立ってたし! 言い過ぎたと
想ってる! 本当にごめんね。』
『俺もごめん! 本当はそこまで思ってない事も随分大袈裟に言ってしまっ
たからさ、本当にごめんな。』
『“あの時は、お互いなんか? 大人げなく怒っちゃって、お互い悪口が
止まらなくなったから本当に酷い事言ったけど? 心から想ってた訳じゃ
ないし、だからもうこの話は終わりにしようよ。”』
『うん!』
『“正直! もうあんな大喧嘩したくないなって想ってる。”』
『それは、俺も同じ!』
『お互い気を遣ってたのかな? 知らないうちに不満も溜まってて、』
『そうかもしれないな、でも今はスッキリしてるよ。』
『うん。』
『“年に一回は、大喧嘩した方がいいのかな?”』
『えぇー! そんなの嫌だよ! もうコリゴリ!』
『・・・そうだな。』
『うん。』
俺と彼女は、3年も付き合ってるけど? “殆ど喧嘩なんてしない!”
だから、お互い不満みたいなモノが溜まってたのかもしれない。
知らず知らずのうちに、小さな不満が積み重なってお互い爆発した
って感じだった。
それに彼女の本当の気持ちが知れて良かった。
“今でも俺の事が好きじゃないとか言われたら? 俺、立ち直れないし!”
俺の事! 好きでもない彼女とこの先も付き合っていけないからさ。
かなりあの時は、彼女に聞く勇気がいったけど? ホント、聞けて良かった。
いつか俺? “彼女と結婚したと想っているんだ!”
あの時、今考えたらだけど? “お互い言いたい事いえて良かったのかも
しれないなって今なら本気で思んだよね。”
最後まで読んでいただいてありがとうございます。