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入学②

北川(きたがわ) (そら) 白雛と同じクラスの男性

入学式が終わり私たちはそれぞれの教室に入ったちなみに父は入学式にギリギリ間に合った

「お前らー改めて担任になった澤田だ、一年間よろしく頼む、早速自己紹介やるぞー少なくとも名前ともう一つなんでも良いから付け足してくれ、じゃあ相田から」

「はい、俺は…」

え、もう始まった、っていうかなんでも良いから一つプラスで言えって、何言えば良いの、無難なのは好きな食べ物とか趣味とかだよね、もーなんて言おう

「じゃあ次北川」

「はい、俺の名前は北川 空です、名前だけ見ると女性と間違われることが多いですがこの名前は結構気に入ってるので是非気軽に呼んでください、一年間よろしくお願いします」

わぁー、すっごいクラスの中心になりそうな人だー、あとすっごいモテそう、顔だって藤に負けないくらいにはかっこいいかも

「次ー小町」

「えっぁはいっ、えーと私の名前は小町 白雛です、白いに雛鳥の雛ってかいてひなって呼びます、好きなことは寝ることです、よろしくお願いします」

寝ることってなによー、そんなの皆んな好きじゃん私のバカぁー、まぁいいやそれより仲良くなれそうな子探す方が大事だよね、そんなことを思いながら時間は過ぎていき、自己紹介が終わった

「よしっ皆んな自己紹介が終わったので次はクラス長を決めようと思う、クラスの代表みたいな感じでまとめ役を任せる事になるだろう因みにうちの高校では前期・後期別れてないからなー、そんじゃ男女各1名ずつやりたい奴がいたら挙手してくれ」

そんな面倒な役割やりたい物好きなんているわけ

「はいっ俺やりたいです」

「おっ北川いい心意気だ先生早く決まって嬉しいぞー」

いたーっ、しかも北川こいつ入学早々カースト上位を狙う、やばいやつなのか?

「じゃあ後は女子やりたい奴っておいおい皆んなやる気大アリじゃないか先生嬉し過ぎて泣きそうだ」

北川パワー凄っ、私含めて数人以外の女子が挙手しているが

「嬉しいがこんなに居ては中々決め難い、おっいい案思いついた、北川お前は誰が良いと思う?一年間役割を共にするんだお前の意見も聞いてやろう」

「誰でも良いんですか?」

「本人が断らなければいいぞ」

なんだって、まぁ挙手してないしクラス長回避できそうでラッk

「なら小町さんで」

え、い、今なんてってえ、わたしミー?ま、まあここは落ち着いて断ろう

「わ、私…ひっ」

女子からの「北川の指名を断るなんてありえない」という視線が痛い

「ひっ?」

決定打だったこんな捨てられる前の子犬の瞳をされたら断れるわけない

「引き受けます…」

「よろしく、小町さん」

「こちらこそ、よろしくね北川くん」

なんでこうなっちゃったんだろ

「今日はこれで終わりだ、解散ー」

やっと終わったなんかどっと疲れたな

「あの、小町さん」

この声は…

「どうしたの北川くん」

「ちょっと話したいことあるんだけど時間良いかな」

どうしよ、時間有るけど、行きたくない…でも断る理由もないし…その時だった

「おーい白雛、帰るぞー」

藤だ、廊下で藤が私を呼んだ

「小町さん?」

「ご、ごめん、弟待たせてるから、また明日、バイバイ」

「え、バイバイ…」

はぁー何とか抜け出せた藤には感謝だな

「……弟?」

「藤ーナイスタイミング」

「別にあの人と話して帰っても良かったんだぞ」

「えー、あの人北川くんって言うんだけどね、なんか警戒しちゃうんだよなー、野生の勘ってやつ?」

「それって俺よりかっこいいから?」

「え、?」

「なんでもなーい」

「あーなんだ、可愛い妹に彼氏が出来るのが心配なんだねお兄ちゃん!」

「なんのことだ」

そんな話をして家に帰って美味しいご飯を食べた。






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