表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

入学①

小町(こまち) 白雛(ひな) 藤の双子の姉

小町 藤 (こまち ふじ) 白雛の双子の弟

小町(こまち) 笑美(えみ) 藤と白雛の母


ジリリリリジリリリリ

「んーもう朝?眠いー二度寝しよ」

そう思って瞼を閉じようとした時、ドンドンドンっとドアを叩く音がした。

「白雛朝だぞ起きなよ、起きないと今日の飯抜きだって」

なにっ?それはまずい

「なにっ?それはまずい」

それを聞き思いっきり布団から飛び出し、階段を降りていく

「おはよー」

「あら、おはよう、今日は早く起きれたのね」

「うん、ご飯なくなるって聞いたから」

この優しい雰囲気全開の美人な人は私の母小町 笑美だ。もういい歳なのにまだ30代に見える、私の母美人だな

「起こしてあげたの間違いだろ」

こっちの生意気なのは私の双子の弟小町 藤だ、可愛い名前に反して見た目も性格も全然可愛くない、だが弟としてはとても気に入っている。

「まぁね、流石に入学初日に遅刻なんてしたくないしね」

そう、私たち二人は今日から高校生になるのです

「そういば父さんって今日来れるの?」

「一応来れるように奔走してるみたいよ、間に合ってくれると良いわね」

私たちの父はそこそこ有名な会社の本社で部長をしているのでなかなか家に帰ってこられないくらいには忙しい、だから今日も来れるのか心配なのだろう

「来れなかったら可哀想だけど、お母さん一人で楽しんじゃうだけなんだから」

と母は意気込んでいる、そんな感じで準備をして家を出る時間になった

「おーい白雛そろそろ出ないと間に合わないぞ」

「えっ、もう家出る時間じゃん早くしなきゃ」

「行ってきまーす!」

「行ってきます」

「うん、またあとでね」

今日から新しい生活が始まる


家を出て20分くらいしたら学校に着いた

「到着ー!結構早く着いたね」

坂道きっつー長すぎ、死ぬかと思った

「ああ、もう少し遠いかと思ったが結構近くだったな」

さすが体力バカ住んでる次元が違う

「ねぇあれ見てすっごいかっこよくない」

「それな、あの女の子も超美人」

「あんた達知らないの小町さんだよ!中学の時から美形だって有名だったじゃん」

「あ、そうだった」

苦手だなああいう噂話、確かに私は自覚出来るくらいには自分の容姿が優れていると分かるし、藤だって身長高いし、顔も整っているので世の言うイケメンという部類に入るのだろう、それは実際嫌な気分にはならないがその噂が独り歩きして事実と異なる内容になるのが気に食わない

「あんなの気にするな、悪口でも無い噂話に振り回されるな、これからもっと質の悪いのが増えていく可能性もあるから今のうちに慣れとけ」

「うん」

こういう時双子の相手が藤で良かったと心底思う




白雛の名前について

最初は雛にするつもりであったが白雛が生まれた時、肌がとても白く、母と父は白という漢字を入れないといけない使命感が生まれこの白雛になった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ