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日本陸軍第13戦車中隊  作者: ワンステップバス
第一章 二代目の生き残り編
3/9

第二話 猫のお世話

前回のあらすじ:日本海軍の一航戦・二航戦との上陸演習を終えた中隊。

すると、戦車の中に猫が紛れ込んでいる事に気づいた。

そしてその猫は基地で育てる事となった…。

 12月27日… 日本原駐屯地…


「ニャー!」


 この前の演習の時に戦車の中に居た猫ちゃん!

 名前どうしよっか。


「皆~名前どうする?」


「名前は大事ですからね。良く考えないと」


「大事ですからねぇ~、名前」(ナデナデ)


 猫ちゃんはずっと野浦の腕の中。懐いちゃってるね。


「名前どうしましょうか…少佐殿」


「折角だからなんか…陸軍由来の名前とかいいんじゃない?」


「陸軍由来…ですか」


「そ!」


 陸軍由来って言ったのはいいんだけど…あんまり思いつかないね。

 人の名前を付ける訳にはいかないし…。


「野浦、この猫、いつから居たの?」


「え?気づいたら居たよ」


「気づいたら…?」


「あぁ」


「…この猫、絶対神津島の猫でしょ…」


 そう言われてみればそうかも。

 空母の中に猫が紛れ込んでる訳無いしね。


「そうだね、空母の中に居るのは考えずらいしね」


「やはり現地の猫ですか…」



 3時間くらい皆で悩んで「チハ」に決定!

 これから宜しくね!チハちゃん!



 翌日… 12:44…

 チハちゃんの寝床とトイレ、ご飯も水飲み場も用意し終えた!


「ニャ~」(スリスリ)


 チハちゃん、ベッドにスリスリしてる。可愛い。

 きっと自分の匂いを付けてるんだよね。


「チ~ハちゃん」


「…………」(スリスリ)


「チハちゃ~ん」


「…………」(スリスリ)


 私が呼んでも一生懸命ベッドにスリスリしてる…!

 可愛い!


「撫でさせてよ~」


「………」


 まだまだ警戒してるみたい。

 そりゃそうだよね。


「少佐殿、チハちゃんはどうですか?」


「ん?まだまだ警戒してるよ」


「やはりそうですか…」


「でも、居心地はいいみたいだよ」


「環境は重要ですからね。それだけでも十分ですね」


「うん」


 ガチャ


「やぁ、やっとるかね?」


「司令!はい!」


「ニャ~」


「ほぉ~、これがチハちゃんか~。ほれほれ~」


 司令が猫じゃらしを振っている…。こんなの買ってたんだ…。


「!!」


 バッ!


「おぉ~元気な子だ~」


「し、司令?」


「ん?」


「司令って猫飼ってたり…?」


「おう!飼ってるぞ!良く分かったな~」


「すぐにチハちゃんが飛びつきましたからね…」


「それは…俺の体質じゃないか?」


「体質…ですか」


「おう。俺、良く野良猫が近いづいてくるんだよ」


「はぇ~」


 意外だね。むしろ逃げてく気がしてた…。


 こんな感じで、駐屯地の皆でチハちゃんを育ててく。

 取りあえず、今月はうちの担当!

 頑張らなくちゃね。

お読みいただき、ありがとうございます!

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(付けると作者が凄い喜ぶよ)

よろしくお願いいたします!

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