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佃煮

作者: タマネギ

八千円のうな重を食べたと聞いた。

そりゃあ、美味いだろう。

庶民は、昼にそんなの

食べてないからな。


どういう反応をしたらいいか、

わからずにいた。

黙り込むわけにもいかず、

へぇーそうなんですか。


一応、相槌を打ってみたが、

金持ちの話は作り物の味と、

舌触りがした。

へぇーそうなんてすね。


とはいえ、時には食べる。

庶民でも、何かの事情があれば、

何千円かのうな重くらいは食べる。

今頃は特に食べる、食べますよ。


食べるには食べるだろうけれど、

家のご飯に、佃煮でいいやと、

そうなるのが目に浮かぶ。

子供の頃からそうだった。


外食して、美味いと感じるのは、

淋しいと感じるのと同じだった。

料理人には申し訳ないが、

家のご飯に、佃煮のほうがいい。


家で食べること。

それは一番の料理人であって、

それは二番のパティシエだ。

ケーキは買ったほうがいいからね。


そのあと、駅前を歩いていると、

うなぎのタレの匂いがしてきた。

この匂い、引き寄せる、引き寄せる。

八千円のうな重ではないにしても。


とりあえず、匂いの出どこ、

デパ地下には寄って帰ろう。

引き寄せる、引き寄せる、引き寄せてます。

まあ、今日は、佃煮とうなぎにしよう。










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