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【漫才】 「政治家になりたい(地方議員編)」

作者: 安倍アキラ

アメリカでは政治ネタはあんまり受けないんだとか。(昔の話です)

二人   「どうもー」

ツッコミ 「最近自然災害が多いよね」

ボケ   「そのたびに消防署や救急救命士、そして自衛隊の皆さんには大変お世話になってます」

ツッコミ 「いや実際感謝しかないわけですよ」

ボケ   「その中でも果敢に政府与党に突っかかる野党議員!」

ツッコミ 「与党をどうこう言う立場かっ! てね、みんな大変な思いしているときに宴会とか、何やってるんですかね。」

ボケ   「そこにしびれる憧れ…」

ツッコミ 「あこがれてんじゃないよ!そこは軽蔑しとけよ!」

ボケ   「まあそんなわけで、政治家になりたいんですよね。」

ツッコミ 「今の会話の何処に理由がある!?」

ボケ   「野党議員の自由さに憧れ…」

ツッコミ 「そっちかよ! まあ、でも君歳いくつよ?」

ボケ   「今年で25ですかね。」

ツッコミ 「一応年齢的には大丈夫か、参議院議員は無理だけど。」

ボケ   「あれって何歳から立候補できるの?」

ツッコミ 「たしか30歳から」

ボケ   「なら俺は市議会議員になる!」

ツッコミ 「国会議員じゃなくて?」

ボケ   「それなりに実績積まないと無理そうだから市議会議員からで」

ツッコミ 「それになるにも色々実績居るけどな?」

ボケ   「国会議員よりはハードル低いでしょ?」

ツッコミ 「まあそうだけど、具体的にはどうすんの?」

ボケ   「とりあえずはバイトしてお金を貯めつつボランティア活動とかして顔と名前を売る」

ツッコミ 「おお、お前にしてはマトモだな。」

ボケ   「お金の方はあともうちょっとで何とかなるから良いとして、立候補の為に手伝ってくれる人を探さないと…」

ツッコミ 「最初は何言ってんだ?と思ったけど結構まともじゃないか、よし!俺が手伝ってやろうか?」

ボケ   「いいの?じゃあマニュなんとか作るから手伝ってよ」

ツッコミ 「マニュフェストな!ちゃんと覚え解こうな?大事だから。」

ボケ   「そうそれ」

ツッコミ 「ぶんなげるな! で具体的にどうすんの?」

ボケ   「まずは目の前の問題を解決させる!」

ツッコミ 「ほー、君の地元の問題って?」

ボケ   「まず市街地の道が狭いから」

ツッコミ 「狭いから?」

ボケ   「広くする分の土地を確保するために近くの住民に立ち退いてもらう。」

ツッコミ 「結構難しい気がするが、具体的には?」

ボケ   「札束でひっぱたく」

ツッコミ 「言い方! 高値で土地を買い取る、な?」

ボケ   「そうそれ」

ツッコミ 「それでも立ち退かなかったらどうするんだ?」

ボケ   「その一軒だけ残して周りを開発」

ツッコミ 「アウト! てかそれモロにどっかの国のやり方じゃないか!」

ボケ   「駄目か?」

ツッコミ 「駄目です!」

ボケ   「まあ冗談は置いといて。」

ツッコミ 「冗談なのかよ!」

ボケ   「根気よく説得して円満に解決させるよ、時間かかるけど。」

ツッコミ 「そうそう、それで後は?」

ボケ   「福祉関連も充実させる」

ツッコミ 「具体的には?」

ボケ   「膝サポーターを一軒づつ無料で配布する。」

ツッコミ 「スケール小っちゃい! しかも限定的! なんで膝にピンポイント!?」

ボケ   「うちのじいちゃんも良く膝を悪くして歩きにくそうだったから…」

ツッコミ 「お前んちはそうかもしれんけど、皆そうだとは限らないからな?」

ボケ   「むう、じゃあ湿布薬も追加で」

ツッコミ 「じゃあって何だ! しかも何故湿布?」

ボケ   「駄目か?」

ツッコミ 「実現は出来そうだけど、マニュフェストとしてはチョット…」

ボケ   「じゃあ市営の老人ホームを新たに建てる」

ツッコミ 「何故最初にそれを出さない!?」

ボケ   「えー箱物行政って受けが悪いし…」

ツッコミ 「否定はしないけど、用途の問題だから! じゃあマニュフェストには道路の拡幅工事と老人ホームの新築っと…」

ボケ   「あと原子力発電には反対で。」

ツッコミ 「ボケ君の地元って原発有るの?」

ボケ   「いや、無い」

ツッコミ 「いや無いのかよ! え、まって入れる意味ある?それ。」

ボケ   「これを入れると有権者の受けが良い…」

ツッコミ 「生々しいな! じゃあそれも追加で…」

ボケ   「あと、自衛隊は憲法9条に反するから反対の意思を表明…」

ツッコミ 「冒頭の感謝のくだり! あと憲法って地方は関係ないでしょ!?」

ボケ   「これを入れると一部の層に受けが良い…」

ツッコミ 「だから生々しいって! ってかそれやったら災害の時に困るんじゃ?」

ボケ   「人権は尊重してほしいから災害時は助けてほし」

ツッコミ 「勝手過ぎるわ! 却下だ却下!」

ボケ   「どこを?」

ツッコミ 「自衛隊の件だ! ところで何処から立候補する気だ? 無所属は流石に厳しいぞ?」

ボケ   「大丈夫、ボランティア活動の時に政党に勧誘されたから、そこの推薦を受けるつもり。」

ツッコミ 「嫌な予感しかしないが、因みにどこよ。」

ボケ   「日本〇産と‥‥」

ツッコミ 「ストーップ! それ以上は言うな! やっぱ俺降りるわ。」

ボケ   「そうか、ざんねんだ…あ、でもしばらく立候補するのは止めとこ。」

ツッコミ 「え? なんで?」

ボケ   「俺ミリタリーマニアだからオスプレイの悪口言いたくないし。」

ツッコミ 「自分の趣味かよ! もう君とはやってられんわ!」



大丈夫かな、まあ書いちゃったもんはしょうがない。

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