視線
―――誰かが、じっと、私を見ている。
・・・この暗い部屋の窓から、誰かが私を見ている。
私はそれがたまらなく怖い。怖い。
目線を感じる度に、私は窓をじっと見る。
・・・何もない。何も見えない。怖い。
この部屋の窓にカーテンは無い。
外から、じっと見られている。いつも、いつも、見られている。
眠ろうとしても視線が怖くて眠れない。
・・・布団をかぶる。落ち着く。外からの視線は和らいだ。
ただ、それでも視線は感じ続ける。
目が、目が、目が。
・・・布団を弾き飛ばした。
ああ、ああ。怖い。怖い。
外から永遠に視線を感じ続ける。私を見ている。
いや、嫌、厭、違う。
きっと誰も見ていない。
きっと私を見ていない。
誰も私を気にはしない。
怖くない、怖くない・・・怖い。
駄目だ、怖い、怖い。
・・・この部屋から出よう。出なきゃ。
立ち上がってドアノブに手をかける。
開かない、あかない。
違う。
開けられない。
・・・私はそっと手を離した。
きっと私は出られない。
また視線を感じる。
そんな筈無いのに。
私は出られない。私が出られない。
多分、一生。
・・・そうだ、目が、怖い。
視線が怖い。目線が怖い。
目が、目が、目が。
だから、私は、ここにいる。
あああ、まただ。怖い。怖い。
まただ、まただ。
―――誰かが、じっと、私を見ている。
怖い、怖い、怖い、怖い、怖い・・・。
初投稿です。
落ち無し、山無し、何も無し。
これジャンル何なんだろう・・。




