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第七章 3
すると、空中にキラキラと光るものが現れた。
「あれっ……あれ、なにかしら……あそこ、光ってるけど……」
リーフが空中を指さした。
見ると、確かに空中の一点が、淡くきらめいている。
「あの光が、先生たちなんだ……。みんな、私の体に触れてもらっていいかな?」
と、レイドが言った。
俺たちは、レイドの肩にそっと手を置いた。
すると、その光は次第に強さを増し、虹のような七色へと変化していった。
光はゆっくりと形を持ちはじめ、人の輪郭を描き出す。
やがて、空中に“窓”のようなものが開き、その向こう側から――
俺たちを見下ろす、光に包まれた人影達が現れた。
「あっ……見えた! あの人たちが、レイドの先生?」
と、リーフ。
「ああ……そうだよ。あとは、頭の中で言葉を思い浮かべれば、会話ができるから」
と、レイド。
「そうか……!」と、俺は小さく息をのんだ。
――俺は、意識を集中させた。
〝あの……はじめまして。ケン・トーマといいます〝
〝昨日、レイドに助けていただきました。俺たち三人は、地下都市アルメニアから来ました〝




