リーフの外伝その四 2
「お母様、私、今日は用事があるんです」
「アリサさんには、お母様から伝えといてもらえます?」ニコッと微笑む、リーフ
「嫌よ!自分の事は自分でおやりなさいな!」
「それが、アレル家の家訓ですっ!」と、ニコッ!
「ええ〜〜っ!そんな家訓初めてききましたわっ!」
と、リーフ
「それは、当然よっ!」
「今、作ったんですもの!」
と、動じないマリナ
「とにかく、わたくしを変なことに巻き込まないで欲しいわっ!」
「アリサに、お小言を言われるじゃない!」
マリナ・アレルは、上品な所作でナプキンで口を拭いた
「ええ〜〜っ!」
口を尖らせたリーフだったが、すぐに、ニコッと微笑んだ
「分かりました、お母様!家訓どおりに致します!」
「ええっ、是非、そうして頂戴なっ!」と、マリナは先に席を立った
リーフはそれを、満面の笑みで見送った
・・・・・・・・・・・・
リーフは、アリサの目を盗み、少し冒険心を発揮して家を抜け出すことにした。
リーフの2階の自室には、大きなバルコニーがあった
その左の端には、バルコニーの手すりから、すぐ側に大きなイチョウの木が生えていた
この木が、丁度うまい具合に枝振が良く、リーフにとってのハシゴがわりになるのだった
この、絶妙な脱出方法は、おそらく誰にも気づかれていなかった
約、一名を除いては・・・
「うんしょ、よいしょ!」
リーフは、必死にイチョウの木を降りていた
そして、無事に下へ降りると、周りを見まわす
「よしっ!問題なしっ!」
そして、軽やかに屋敷の外へ向かった




