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第一章 3
授業が始まると、先生が、女生徒をひとり指名する。
「次のページを、読んでくれたまえ!」
女子クラスメイトが、すっと立ち上がり、読み始める。
「20X X年に起きた地表の天変地異は、後に『運命の厄災』と呼ばれます。
この厄災で、当時100億に達していた人類は約5億人まで減少しました・・・・」
ケンは、心の中でため息をつく。
地表の壊滅、そして地下への移住…この事実は毎回聞かされているが、何度聞いても重い。
残された人々は地下空洞で生活を始め、食料問題に直面していた。
初期の備蓄だけでは足りず、永続的な食料確保のために政府は「ランドローネ計画」を発案した・・・。
小惑星を利用した宇宙空間の人工大陸で、穀物生産を行うという計画だ。
最新技術を駆使し、わずか数年で建造と生産を実現。地下に暮らす人々は、かつてないほど安全で快適な生活を手に入れた、しかし・・・・・・。




