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第六章 レイドの隠れ家?!
俺たちが作ろうとした家は、大木ごと跡形もなくなっていた。
さて、どうしたものかと、三人で途方に暮れていると、レイドが静かに口を開いた。
「良かったら……私の家へ来ないか。もう私には必要のない場所だし、食料も十分にある。」
「えっ……いいのか?」と、俺。
「それは……なんだか、悪い気がするな」と、ジャック。
「いや、全然構わないよ。私は食事する必要もないし、寝る場所も、皆で協力すればなんとかなると思う」と、レイド。
「じゃあ遠慮なく……お邪魔してもいいですか?」と、リーフ。
「うん、どうぞ」と、レイドは微笑んだ。
他に行く当てもない俺たちは、とりあえずレイドの家に居候することにした。
「で……レイドの家は、ここから近いのか?」と、俺は尋ねた。
「いや、物理的な距離で言えば近くはない。ただ……私には、別次元を通って移動する能力があるんだ」
そう言って、レイドは少し考えるように視線を上げた。
「君たちの知っている言葉で言えば……テレポーテーション、かな」
「……は?」と、ジャックが固まる。
「君たちも、私の体に触れていれば、一緒に移動できると思う」




