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第五章 13
その瞬間、
影が、完全に“人”の姿を取った。
そして俺は、確信する。
こいつは――
さっき、時間の止まった世界で話した存在。
「……レイド……?」
「そう」
レイドは、静かに頷いた。
「改めて言おう」
「キミは……とても面白い存在だ」
倒れた大木と、
散らばるバケモノの死骸を背に――
「さあ!
今度こそ、安全な場所へ行こう」
「話したい事が、山ほどあるんだ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、その時、ジャックとリーフが駆けつけた。
「ケン!!!」とリーフ。
「大丈夫かっ、ケン!!! 昨日のバケモノたちが大勢で、こっちに向かってきたみたいだけど」とジャック。
俺は、無言で周囲に転がるバケモノの残骸を示した
「あっ……やっぱり、来たみたいだな」と、ジャック
「ああっ、殺されかけたよっ!」と、俺。
「お前がやったのか?」
と、驚き顔のジャック。
「いや……ここにいる、レイドに助けてもらった」と答える。
「レイドっ?!」
二人は周囲を見回す、すると見かけない男性がたっていた
「どうも!レイドです」
そして、その人物は2人に話しかけてきた・・・




