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第一章 2
ケンはいつものように教室に到着し、友人たちと挨拶を交わす。
「おはよ~~っ!」
「やぁ~~っ!おはよ~~!」
「はよ~~っす!」
「おっはよ~~~~っ!」
その中でも、ちょっと気になる同級生リーフ・アレルが声をかけてきた。
今日の野外実習では同じ班になるらしい。
「おはよ~っ!ケン!今日は野外実習、一緒だね!」
「うんっ、よろしく!」と、ケン
「イジメないでね!」と、リーフ。
「まっさか~、俺ってば結構優しいんだぜ~!」とケンが返すと、隣にいる悪友ジャック・ルノーが口を挟む。
「こいつの正体は、乱暴者だぜっ!」
「騙されるなよ!」
リーフは可愛く笑い、ケンは少しムッとしながらも、朝から少しラッキーな気分になる。
しかし、喜びも束の間。今日は1時間目から政府の強制授業「規範史実」があるのだった。
つまらない授業に加え、先生は厳しく、少しでも間違えると補習もあり得る。
ケンは心の中で覚悟を決めた。
「まあ、今日は我慢だ…その後のリーフとの時間を楽しみに…!」




