第五章 3
三人は、しばらく歩を進めた。
やがて、少し大きめの池が現れた。
水面を覗くと、思いのほか澄んだ水が広がっている。
その池の向こう側には、ひときわ大きな木がそびえていた。
俺は、ニヤリと笑った。
「ジャック!
あの木、バッチリじゃないかっ!」
「OK!
いいんじゃないかっ
早く行こうぜっ!」
ジャックも自然に笑顔になった。
「いこうぜ〜っ!!!」
リーフも元気に声を上げる。
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三十分ほどで、池を渡り、目的の大木に到着した。
「よっしゃあ~~っ!!!
これなら、丈夫そうだっ!!!」
俺は木を〝ペシッ・ペシッ〝と叩きながら、確かめるように呟いた。
「じゃ~~っ、俺はぼちぼち家を立てるわ~~!」
と、ケンが宣言した。
「じゃ~~っ、俺とリーフで食料を探してくる!」
その言葉に、二人の役割が決まった。
「ケンっ?!
ちゃんと、住めるヤツを頼むわねっ!」
リーフは少し心配そうに言った。
「あのなっ、
あとで驚いても知らね~~ぞっ!」
俺も負けずに返す。
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作業の前に、俺はスタジアムで見つけた道具を取り出した。
完璧とはいかないが、家作りには十分だ。
スタジアムの機械工具室で、使えそうな道具も調達してあったのだ。
「さあてっ!
まずは、材料の調達だなっ!」
俺は周囲をうろつき、使えそうな物を探し始めた。
古い家の残骸が数軒残っており、
「ここに色々、使えそうなヤツがありそうだなっ!」
と呟く。




