第五章 2
結果は――
またしても、ジャックの圧勝だった
「よ~~しっ!!!
じゃ~~っ、出発の準備だなっ!!!」
意気揚々と、ジャックが拳を突き上げる。
「へえ~~~~~いっ!」
と、力なく返事をする俺。
「じゃ~~~~っ!!!
準備~~っ!!!」
リーフは、どこか楽しそうだ。
どうやら彼女は、
どちらの結果でも構わなかったらしい。
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三十分ほどで、最低限の出発準備は整った。
だが――
問題は、行き先だった。
見渡す限り、似たような森と荒野が続いている。
頼みのコミュニティ端末のレーダーにも、
今日中に歩いて行けそうな距離には、
目立った建築物も反応もない。
「さて、どうしたもんかな……」
と、俺が唸る。
少し考えてから、ひとつ提案を口にした。
「とりあえず
デカい木を探して、木の上に小屋を作らないか?
こういう状況じゃ、高い所に家を作るのが一番安全だろ!」
「うん……それ、悪くないなっ!!!」
ジャックはすぐに頷いた。
「じゃ~~っ、いい木が見つかったら
ケンは、ぼちぼち家作りを頼む!」
「俺とリーフで、食い物を探してくる!」
「よしっ、
それでいこう!」
と、俺。
「いこう!!!」
と、リーフ。
三人は顔を見合わせ、
それぞれの役割を胸に刻んで、歩き出した。
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