第五章 干渉者、レイド!
翌朝――
いや、正確にはもう昼近くだった。
三人とも、久しぶりに深い眠りに落ちていた。
前日の緊張と疲労が、まとめて身体に出たのだろう。
先に目を覚ましたのは、やはり俺とジャックだった。
「だからさ、ここをバリケードで固めて、拠点にするべきだろ!!!」
と、俺。
「いやっ!!! またあの“ヤツ”が来るかもしれない!!!
それなら、別の場所を探したほうがいい!!!」
と、ジャック。
言葉を交わすたびに声は強くなり、
いつの間にか、互いの顔を間近に突き合わせていた。
――いつもの光景だ。
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少し離れた場所で、
リーフは頬杖をつきながら、ぼんやりとその様子を眺めていた。
大きなあくびをひとつ。
目尻ににじんだ涙を、指先でぬぐう。
「もう、ジャンケンで決めたら~~っ!」
その一言が、
張りつめていた空気に、あっさりと穴を開けた。
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「よぉ~~~~しっ!!!
三回勝負だっ!!!」
と、俺。
「いいだろう!!!
ずるは、なしだからなっ!!!」
と、ジャック。
二人同時に拳を握り、
リーフは少しだけ楽しそうに、その様子を見守っていた。
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