リーフって、意外に小悪魔っ子?! その 3
リーフは、興味津々。
「今日こそ、決着をつけてやる!」
「上等だ!」
二人は、拳を構えた・・・
「……まずいわねぇ」
リーフは小さく呟き、
周囲を見回した。
そして――
ニコッ。
少し悪そうな笑み。
⸻
「きゃあああっ!!
た、助けてぇ〜〜っ!!」
裏声気味の叫びが、林に響いた。
「誰かぁ〜〜っ!!」
二人の動きが、ぴたりと止まる。
「……今の声、聞いたか?」
「女の子の声だっ?!」
次の瞬間。
――ドボォンッ!!
池に何かが落ちる音。
リーフが投げた小岩だった。
「おい! あそこだ!」
ケンは、迷いなく池に飛び込んだ。
「えっ!?
お、おい、マジかよ!」
遅れて、ジャックも飛び込む。
――数秒後。
二人は、
腰まで水に浸かり、呆然と立ち尽くしていた。
池は……浅かった。
その時。
少し離れた場所から、
また女子の声が響く。
「ありがとうございます〜〜っ!」
「この子猫、
チャッピーに間違いありませんわっ?!」
「よろしければ、
この近くでお茶でも――」
次の瞬間。
リーフは、全力で校舎へ走り去った!
しかし、ケンとジャックは、まだ、呆然と立ち尽くしていた。
池の中で・・・
⸻
その後、リーフはひとり、校舎の窓から校庭を見下ろしていた。
そこへ、びしょ濡れで、
顔面蒼白の二人が、
無言のままトボトボと歩いてくる。
リーフは、その姿を見届け、
穏やかに微笑んだ。
「……なんか、
ここも悪くないかも?!」
見上げた空は、
今日も**緑空**だった。




