カオスとうつろいの世界で見た〝夢〝 外伝その2 リーフって、意外に小悪魔っ子?!
アンダーズ・ユート――
〝アルメニア〝と呼ばれる地下都市。その五つの空洞のひとつ、
アルメニア・サード。
その内部に、コーダ地区はあった。
コーダ地区に点在する学校のひとつ、
コーダ・セントラル・ミドルスクール。
リーフは、今、その校舎を訪れていた。
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「……本当に、それでよろしいのですか?」
校長は、何度目かになる確認を口にした。
「あなたは Aクラス の身分の方です。
身分を伏せ、このような学園へ通われるなど……」
「大丈夫です、校長」
リーフは穏やかに微笑む。
「これは、私個人が決めたことですから。
お気になさらないでください」
「しかし、議会の正式な承認は――」
「我が家、アレル家が
アルメニア・ファーストから離れれば、
議会はそれで満足するはずです」
柔らかな声。
だが、逃げ道のない言葉だった。
「もし、ご不満があれば、
直接、議会にご確認いただいても構いませんが?」
「……い、いえっ! それには及びません!」
「ありがとうございます」
リーフは小さく一礼する。
「では、登校は明後日からということで」
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手続きを終え、校舎の廊下に出たリーフは、
窓の外をぼんやりと眺めていた。
アルメニア・ファーストでの出来事が、
ふと、脳裏をよぎる。
(……だめ)
小さく首を振り、思考を止める。
それが、最近の癖だった。
――その時。
廊下の奥から、
荒い声と足音が近づいてくる。




