第三章 15
「しかし……
俺は、
Bクラスまで上がってこれた……」
「この上にも……
俺は、
実力で上がってみせる!!!」
ジャックは、
半分は自分に言い聞かせるように、
そうつぶやいた。
「えっ……
そうなんだ……」
リーフは、
少し驚いたように、
ジャックを見た。
「ジャックのCクラスの件は、
ここだけの話なっ!」
と、
ケンが口をはさむ。
「このことを知ってるのは、
ケンだけなんだっ!」
と、
ジャックが続けた。
「こいつとは
最初は、
ウマが合わなくて、
よくぶつかったんだが……」
その後は、ケンが話を続ける・・・。
「ぶつかるたびに、
だんだんと理解し合って」
「今は、
無害なヤツだった、
ってことが、
分かってるんだよ!」
ケンがニヤッと微笑み、ジャックへ視線を向ける
「誰が
人畜無害なんだよ!!!」
「人を、
汚染物質みたいに言うな!!!」
ジャックが、
ムッとして言い返す。
「アッハハハハハハハッ!!!」
三人の笑い声が、
地表の空気に、
やわらかく溶けた。
「やっぱり、
仲いいね!!!」
リーフは、
そう言って、
微笑んだ。
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それぞれが、
違う過去と、
違う想いを胸に抱きながら――
地表での、
第一日目は、
静かに、
そして確かに、
過ぎていった。




