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第三章 10
水は、
何十メートルもの高さまで、吹き上がった。
そして、
大岩は、
俺たちの、
ほんの数メートルほどの手前に、落ちた。
ドシャーン!!!
バシャーン!!!
大量の水が降り注ぎ、
俺たちは、
再び全身に水をかぶった。
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ずぶ濡れで、
へとへとで、
くたくたになった俺たちは、
その場に、
呆然と座り込んでいた。
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ふと、
俺は、はっ!と気がついた。
「俺たち、
生きてるのか……」
「え……
ええ……
たぶん……」
リーフの声は、
まだ少し震えていた。
「は……は……は……」
ジャックは、
力の抜けた笑いを漏らす。
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まるで、
長い夢から、
覚めたような感覚だった。
「おい……
俺たち、
助かったんだよな……」
「え……
ええ……
やった……
私たち、生きてる……」
リーフは、
何度も何度も、
そう言った。
「はは……
すげえな……
助かったんだな……」
ジャックも、
噛みしめるように言った。
それから、
俺たちは三人で輪になり、
手をつないで、
とびはねながら、
何度も、まぁるく回った!
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