第三章 7
三人が立っている大岩は、
もはや振動ではなく、
はっきりと上下に揺れ始めていた。
まるで――
今にも、
飛び出す準備をしているかのように。
三人は、
中央にある岩の出っ張りに、
必死にしがみつく。
周囲は、
轟音に包まれ、
会話は、ほとんど聞こえない。
《でも!!!
このまま、上に吹き飛ばされて……
ちゃんと、着地できるのか?!》
俺は、大声で叫んだ。
《知らねえよ!!!
そんなこと……
やったこと、ねえし!!!》
ジャックも、
同じ気持ちだったはずだ。
《なるように、
なるしかないでしょ!!!》
リーフの声だけが、
妙に、前向きだった。
いざという時、
女の子のほうが、
度胸があるのかもしれない。
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上下運動は、
さらに激しさを増していく!
まるで、
ボルテージが、
限界を超えていくようだった。
出っ張りから、
振り落とされないようにするだけで、
もう、精一杯!
《もぉ~~~~っ!!!
なるようになれ~~~~っ!!!》
次の瞬間――
ゴッガ~~~~~~~ンッ!!!
ドゴ~~~~~~~~ンッ!!!
ドバ~~~~~~~~ンッ!!!
凄まじい轟音とともに、
大岩は、勢いよく吹き上がった。
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