第三章 6
「……ということは……
ここを地下水が通って……
地上に、噴水みたいに吹き出していた……
ってことか?」
俺は、思わず呟いた!
「うん……
まあ……そう考えたんだけど……」
ジャックは、少し考え込みながら続ける。
「冷静に考えると……
ちょっと、飛躍しすぎかもしれないな……?!」
その表情は、
どこか曇っていた。
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「……?
ねえ……
なにか、音がしない?」
リーフが、眉をひそめて言った。
「それに……
床が……
小刻みに、揺れてる気がする……?!」
次の瞬間――
床の端のほうから、
突然、水が吹き出した。
最初は、一本だけ。
だが、それはすぐに増え、
あっという間に、数えきれないほどの水が、
噴水のように噴き上がり始める。
同時に、
床の振動は、
どんどん激しくなっていった。
「ジャック!!!」
リーフの声が弾む。
「これ!!!」
俺も、思わず声を上げた。
「うん!
いける!!!
いけるかもしれない!!!」
ジャックも、
はっきりとした笑顔を見せた。
気がつけば、
三人とも、
噴水の中に立っているような状態だった。
全身、ずぶ濡れ。
それでも――
顔は、全員、笑っている。
噴き出した水は、
さっき、三人が入ってきた穴から、
勢いよく外へ流れ出していった。
それもまた、
幸運だった。
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