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第三章 4
ということは、
この岩の向こう側に、空間があるってことか?
「ジャック!!!
リーフ!!!
ちょっと、来てくれっ!!!」
俺は、二人を呼んだ。
「なにっ!!!」
「どうした!!!」
すぐに、二人が駆け寄ってくる。
「ここだ!!!
岩の向こう側から、
空気が入ってきてるんだっ!!!」
俺は、その場所を指さした。
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「……うん。
たしかに、そうだな」
ジャックが、顔を近づけて、
慎重に確かめる。
俺は、無言でうなずき、
二人で、岩を少しずつどけ始めた。
リーフは、
期待を込めたまなざしで、
その様子を見つめている。
すると――
どけた小石の向こう側に、
確かに、空間があった。
「やった!!!」
俺とジャックは、
思わず、ハイタッチを交わす。
これで……
なんとか、なるかもしれない。
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