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第三章 3
「じゃっ!!!
俺が、違う道を探してみるから、
二人は、ここで待っててくれっ!!!」
「わかった!」
「気をつけてね!」
短いやり取りを残して、
俺は、その場を離れた。
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再び、目を皿のようにしながら、
新しいルートを探す。
だが、見つからない。
ここで立ち往生すれば、
状況は、一気に最悪になる。
かなり、やばい。
本気で、なんとかしなければならない。
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ふと、何気なく周囲を見回す。
一見すると、
なんの変哲もない、いつもと同じ風景。
それなのに、
なぜか、引っかかる。
なんだろう……?
その時、目に入ったのは、
小さめの岩が、いくつも積み重なった場所だった。
試しに、そっと手をかざす。
すると――
小石の隙間から、
かすかな空気の流れが、指先に触れた。
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