外伝その8 8
すると――
そこ・ここで、派手な音が響いていた。
ダダダダッ!
銃器音。
ドォン!
爆発音。
空気が震える。
「とりあえず」
ケンが周囲を警戒する。
「アーマード化しておくか?」
「でも、目立つわよ?」
リーフが眉をひそめる。
「この状況で」
ジャックが肩をすくめる。
「一般人が歩いてる方が目立つだろ?」
(一般人じゃ無いと、思うけどね?)
レイドが思考でつぶやく。
アハハハハッ!
リーフにはツボだったらしい。
結局――
アーマード化する事にした。
光が走る。
装甲展開。
赤。
青。
そして金色。
目立つ三人組が完成した。
メノスが、それを見てうなずく。
「これが――」
メノスが言う。
「メノスが、あなた達を迎えに来た理由!」
歩きながら続ける。
「メノスは、防御特化の存在」
一拍。
「攻撃特化の〝ウノス〝とは、パスがつながらない」
ぽつり。
独り言のように続けていた。
「なんか独り言を言ってるな……」
ケンがツッコむ。
「ウノス?」
リーフが反応する。
「もうひとり、いるのか?」
ジャックが眉を上げる。
(どうやら――)
レイドが分析する。
(メノスは防御担当)
(攻撃担当のお友達がいるみたいだけど)
(連絡がつかない……という事かな?)
「なんでなんだ?」
ケンが首をかしげる。
ジャックがニヤッとする。
「さあ?」
肩をすくめる。
「どこかで回ってるのかもな?」
アハハハハ!
またリーフにウケた。
そして――
やがて。
大きな広場が見えてきた。
そこは――
戦場だった。
破壊された地面。
焦げ跡。
瓦礫。
まだ煙が、あちらこちらから立ち上っている。
軍隊が駐留しているらしい。
四人は建物の影へ滑り込む。
身を低くして進む。
「もう」
ジャックが周囲を観察する。
「大規模な戦闘は終わっているみたいだな?」
「メノス」
リーフが聞く。
「もう戦闘自体は終わっているの?」
メノスは歩きながら答えた。
「わからない!」
しかし続ける。
「でも、中央制御棟では、まだ混乱が続いている」
一拍。
「そこに、レノアも存在している」
さらに言う。
「かなり危険だと判断する」
メノスは歩みを止めない。
「なるほどね!」
ジャックがうなずいた。




