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第二章 9
「おっ…これで揺れは終わりか?」
ジャックが声を上げる。
「ちょっと…様子を見てみようぜ!」
俺も慎重に周囲を見回す。
「ジャック!明かりを点けてくれ!」
「おおっ!」
ジャックはコミュニティ端末を取り出し、光を灯した。
目の前の景色は…悲惨そのものだった。
ついさっきまでの美しい洞窟の姿は、もう跡形もない。
「出口は…?」
少し安心したのか、リーフがか細い声を漏らす。
ジャックは周囲をじっと見回した。
「だめだな…ちょっと見ただけじゃ、出口らしい場所は全然わからない…」
「よしっ!リーフ、ここで待っててくれ!」
「俺とジャックで、出口を探そう!」
「じゃあ、俺は右回り、ケンは左だ!」ジャックが宣言する。
「わかった!」俺も頷いた。
「気を付けてね!」
リーフはまだ顔がこわばっている。




