最終章 4
「うんっ!ジャックがまとめたのが、少し気に入らないけど……悪くないわっ!」
リーフが微笑む。
「まあ、それなら最悪の結果にはならねぇだろ!」
ケンがニヤリ。
「じゃあ、決まりでいいのかな?」
レイドが確認する。
3人同時に――ニッ。
そして次の瞬間。
景色が歪む。
レイドの転移。
3人は入り口付近へ移動した。
そこには――
巨大な軍施設。
分厚いゲート。
そして、守衛が3人。完全武装。
少し離れた位置で再度ミーティング。
レイドはすでに霊体化している。
「どうする?」
ケンが低く言う。
「守衛と話すか。
強行突破か。
どこか破壊して突入か。」
「3択ってところかな?」
空気が張り詰める。
「う〜ん……」
リーフが腕を組む。
「まずは正攻法から攻めるべきじゃない?」
「でもよぉ!」
ジャックがすぐ反応。
「それやると時間食うし、根掘り葉掘り聞かれるぜ?」
「俺はあんまり気が進まねぇ!」
「だろうな。
お前、そういう尋問系はプロ級に経験済みだしな」
ケンがニヤつく。
ジャック、苦い顔。
「そうね……」
リーフが少し考え、
「適当な理由をでっち上げて、アレル家に出張ってもらう?」
ニヤッ。
ジャックが固まる。
「……リーフって、本当にお嬢様か?」
リーフは満面の笑み。
「お嬢様にも、いろいろあるのよっ」
ウインク。
ケンがくすっと笑う。
作戦、まとまりかける――
その瞬間。
森の奥が揺れた。
ザザザザッ!!
重い足音。
「……なんだ?」
次の瞬間――
ドッガァァァァンッ!!!
施設ゲートが爆炎に包まれた。
衝撃波。
地面が揺れる。
守衛が吹き飛ばされる。
武装集団が一斉突入。
倒れた守衛を抱え、壊れたゲートからなだれ込む。
人数、多い。
侵入どころか、占拠規模。
3人、呆然。
数秒の沈黙。
そして――
プッ。
ケンが吹き出す。
「……おい。」
「今までの作戦会議、全部ムダじゃねぇか!」
3人、同時に大爆笑。
リーフ、盛大なため息。
「やっぱり、こうなるのね……」
ジャックは肩を鳴らす。
「俺的には、こっちの方がしっくり来るけどな!」
戦場の匂いが漂う。
想定外。
だが――
彼らのテンションは、むしろ上がっていた。
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