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第二章 8
「リーフ!ジャック!こっちだ!」
俺は必死に声を張り、二人を呼んだ。
「この下に隠れるんだ!」
二人はよろめきながら、俺の元へ駆け寄ってくる。
その瞬間、洞窟内の照明が一斉に消え、闇が支配した――。
「キャーーーーッ!!!」
突然の暗闇に、リーフは大きな悲鳴をあげる。
俺はとっさにリーフを抱きしめた。
「大丈夫だ!こいつはただの大きな柱だ。ここに隠れていれば、安全だ!」
根拠はなかったが、必死にそう言ってリーフを励ます。
リーフは俺の腕の中で震えながら、うなずいた。
真っ暗で何も見えない。
でも、確かに安全だと、二人とも感じていた。
「くそっ!いつまで揺れるんだ!」
ジャックが誰に言うでもなく叫ぶ。
相変わらず状況は悲惨で、すでに10分ほど続いているのではないかと思われた。
何もできない――ただ、じっと耐えるしかなかった。
やがて、突然、揺れが止まった・・・。




