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第11章 32

(そうだっ!!!

レイドと初めて会った時と、同じだっ!!!)


〝ようやく、気がついてくれたね!!!〝

〝さっきぶりだね!!!〝


この、どこか余裕のある話し方は――


(レイド!!!)


〝うんっ!!!〝


理由は、まったく理解できない。

だが、そこにレイドが“いる”。


(どうして、ここにっ!?レイドがっ!!!)


〝いちゃ、ダメだったかな?〝


(いやっ!ダメな訳ないだろ!意味がわからないって言ってるんだ!!!)


〝まあまあ、そう言わないでよ!〝

〝これでも、結構ギリギリだったんだから!〝


(てっきり、バギラに吸収されたと思ってたぞ!)


〝うん、されたよ!〝

〝それが、私の狙いだったからね!〝


(……は?)


(されてたのかよ!?)


〝うん。バギラにとって、わたし――正のエネルギー体は、いわば“毒”だ〝

〝でもね、おそらく彼は“正のエネルギー”という概念を知らなかった〝

〝だから、私という存在は、ただの“美味しいエネルギー源”にしか見えなかった〝


(それで、自分を餌にしたのか……?)

(でも、それって確証あったのか?)


〝あったさ!五分五分くらいはね!〝


(それは確証って言わねえ!!!)


〝まあ、結果オーライかな?〝


(なんか……レイドらしくないな?)


〝そうかもね……〝

〝私も、変化しているのかもしれない〝


・・・・・・・・・・・・


〝ところで、本題だ〝


(え?時間、余裕ないだろ?)


〝逆だよ〝

〝今は“止まっている”〝

〝だからこそ、理解してもらう時間なんだ〝


〝少しだけ、我慢して聞いてほしい〝


(……わかった)

(最後まで、全部聞く)


〝ありがとう〝

〝まず、私はバギラの中に入り込んだ〝


〝目的は――内部破壊〝

〝ただし“ある程度”だ。全部は無理だ〝


〝だから今、私は“持続可能な範囲”を、バギラの体内に残している〝

〝それ以外は、ケンに渡したペンダントへ移動した〝


(……ペンダント?)


ケンは胸元を探る。


(あっ……これか?持ってて欲しいって言ってたやつ……)


〝そう〝

〝このペンダントは、いわば“アイテム・ボックス”のようなものだ〝

〝内部に、膨大な情報量を格納できるデバイスが入っている〝


〝ここが、私の“帰還地点”――ホームだ〝


〝そしてさっき、反撃に必要な総量の私を、この中へ移動できた〝

〝だから今、こうして話せている〝


(……これからの計画って?)


〝そう〝


〝いよいよ、反撃するんだ!〝


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