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第11章 29

ケンは、異様な寒気を感じていた……


「なんか!ご説明ありがとう……でっ!」

「あんたが、バギラで間違いないのかな?」


少しだけ、強がる。


「ふっ……それは、そこのドラン君に確認してみたら?」


その存在は、楽しそうに首を傾げた。


「ドラン君も、やるね」

「まさか、こんな行為ができる人とは思わなかったよ」

「あっ!人じゃなかったよね!」


にこり、と微笑む。


ドランの顔色は、明らかに悪い。


「……この方が、バギラ様に間違いない」


声を絞り出す。


「キミが、ケン・トーマ君だよね?」

「威勢がいいから、すぐ分かったよ」


「でっ!ドラン君と、その他の方も、一応、自己紹介をお願いしていいかな?」

「覚えておいてあげても、いいかもしれないしっ!」


嬉しそうに言う、バギラ。


「俺達は、遊びに来たんじゃねえっ!」


ケンが吠える。


「ジャックだっ!」


「リーフよっ!」


〝レイドっ!〟


空間全体に、直接“認識”が響いた。


「私は、ウラキ!」


「ああっ!キミは例の、少年探偵団みたいな連中の幹部だね!」

「ようこそ、ここへっ!」

「あんまり長居はできないかもだけど……」


本当に、嬉しそうだ。


(なんだよ!皆んな自己紹介する流れかよっ!?)


ケンは心の中でツッコむ。


「でっ、確認だけど」

「キミ達の目的は、私に刃向かう……って方向性で合ってるよね?」

「まさか、わざわざ降伏しに来たわけじゃないよね?」


相変わらず、ニコニコ顔。


「あたり前だっ!!!」


叫びながら、ケンはそっと周囲を探る。


リーフが、わずかに顔をしかめる。


「あなたに、世界の厳しさをちょっとだけ教えてあげるわっ!」


堂々と、言い放つ。


ジャックは、それをまるで拍手する観客のような顔で見ている。


「てめえを、ボコボコにしてやるよっ!!!」


ケンが、勢いよく叫ぶ。


「わかった!」


「キミ達の意思表示、確かに受け取ったよ!」


「じゃあ――今度は、それを行動で示してもらおうかっ!」


バギラは、静かに。


ほんのわずか、自分のエネルギーの一部を解放した。


――ぞわっ。


真っ暗な空間に、異様な気配が一気に満ちる。


それは、黒い霧のようだった。


濃い。

重い。

冷たい。


至近距離にいるはずの仲間が――


肉眼では、確認できない。



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