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第二章 3
「めくら海老」の観察場所に到着した。鍾乳洞の中を小川が流れていて、水はとても澄んでいた。
地下を流れる湧き水は、薄明かりに照らされ、幻想的な景色を作り出している。
「わっ!きれいなところね!あっ…なんかいるっ!海老だっ!透明な海老っ!」
リーフは目を輝かせ、嬉しそうに声を上げる。
「へぇ…本当に目みたいなのがないな!」
俺も思わず感心する。
「ふむっ…さすがだな、『めくら海老』!」
ジャックも納得した様子でつぶやく。
三人は端末を取り出し、次々とフォトを撮影した。
「ねえ!いい写真撮れたかな?」ちょっと、確認
「見て見て!私の写真!ばっちり~っ!」
リーフは自慢げに自分の端末を見せてきた。
どれどれと覗いてみると、なるほど海老がアップでくっきり写っている。
「へぇ~、すごいじゃん!ベストアングルだ!」
俺は親指を立てて、リーフの腕前を褒めた。




